受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

大妻中野中学校

2019年11月1日(金)

多様性を尊重する広い視野を養い、社会に貢献するグローバル人材を育てる

 大妻中野中学校・高等学校は「学芸を修めて、人類のために」を建学の精神に掲げています。めざしているのは、生徒一人ひとりが自己肯定感を高め、みずからの手で社会に貢献できる人材になれるような教育です。

 あいさつに立った校長の野﨑裕二先生は、「日本は現在、少子高齢化や資源の枯渇、AI・テクノロジーの急速な発展など、さまざまな課題に直面しています。こうした問題を解決に導くには、世界のあらゆる人たちと協働して取り組まなければなりません。大妻学院の創立者である大妻コタカは、今から100年以上も前に『他者との協働のなかで、自己実現できる人間として成長し、そして社会に貢献すること』の大切さを説いてきました。創立以来掲げているこの理念の下、さまざまな文化や言語に触れる機会を増やしてグローバル感覚を養い、世界を担う人材を育てていきたいと考えています」と話しました。

 同校は2015年度にスーパーグローバルハイスクール(SGH)のアソシエイト校に指定され、国際教育を推進しています。2020年度にはユネスコスクールに認定される予定で、グローバル教育がますます強化されます。また現在、中1から高3まで約160名の帰国生が在籍しており、その割合は在校生の1割以上に当たります。野﨑先生は、「帰国生が一般生に与える影響は大きく、生徒は多様性を認め合いながら切磋琢磨しています」と述べました。

 クラス編成については、難関大学進学を見据え、発展的な先取り学習を行うアドバンストコース(AD)と、英語に特化したグローバルリーダーズコース(GLC)の2コース制を敷いています。このうちGLCは、英語の授業をオールイングリッシュで行い、必修科目としてフランス語も学びます。いずれのコースもきめ細かい指導で基礎力の定着を図っている点や、発信力を高めるために生徒間のディスカッションやプレゼンテーションを取り入れた授業を行っている点は共通しています。教頭の橋本先生は「二つのコースに優劣はありません。また、希望者は適性検査を通過すれば、中3への進級時以降コースを移ることも可能です。希望者の数に応じてGLCのクラスを増やしており、現在の中3、高1は中1のときは1クラスだったGLCは2クラスに増えました」と強調しました。

 また、高1・2では、英語でのエッセイライティング力を身につけることを目標に、週に2回の英語表現の授業を行います。また、コースにかかわらず参加可能な「フロンティアプロジェクトチーム」といったプログラムも用意しています。これは、中2から高2までの希望者を対象にした企画で、外部との交流を重ねる「模擬国連セッション」や、タイでのフィールドワーク研修など、国内外で活動するメニューを幅広くそろえています。

 ICT教育に注力しているのも特徴です。電子黒板やタブレットを活用した授業を数多く設け、生徒同士の学び合いを促すことで、思考力や表現力を伸ばしています。加えて、オンライン英会話システムや、日々の学習をサポートするアプリも導入し、生徒が主体性を持って学ぶ環境を整えています。

 最後に、2020年度入試について説明がありました。これまで2月1日午後に実施していた算数入試は2日午後に移動します。さらに、海外帰国生入試とグローバル入試では、2021年度に「英語試験」を免除する際に必要な英検®などの資格スコアを見直します。詳しくはホームページに掲載されている募集要項をご覧ください。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真約3万冊の蔵書がある開架式の図書室、武道場を備えた体育館、礼法や茶道などの実習で利用する和室など、多彩な施設がそろっています

www.otsumanakano.ac.jp 別ウィンドウが開きます。

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