受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

ラ・サール中学校

2019年11月2日(土)

キリスト教の全人教育の教えの下、社会で活躍できる力を育む

 ラ・サール学園はカトリック教育修道会「ラ・サール会」によって設立された学校で、1950年に高校を、1956年に中学校をそれぞれ開校しました。学園の名称は、その生涯を青少年の教育に捧げた、聖ジャン・バティスト・ド・ラ・サール師に由来しています。ラ・サール師の遺志を継いで教育に従事する人の集まりがラ・サール会であり、現在はこの会によって、世界の約80か国で1000を超える学校が運営されています。その一つである鹿児島のラ・サール学園は、キリスト教に基づく全人教育を実践する一方、東京大学など最難関の国立大学や医学部に毎年多数の合格者を輩出する進学校として知られています。全国から入学者が集まるため、約65%の生徒が寮や下宿での生活を送っています。

 東京・代々木のSAPIX代々木ホールで開催された説明会は、学校を紹介するDVDの上映からスタート。生徒たちが生き生きと学園生活を楽しんでいるシーンが紹介されました。入学式、新入生が同級生との絆を深める校外研修のほか、生徒たちが自主的に企画・運営する文化祭、応援合戦が見どころの体育祭、全国から集まる仲間との寮生活などを通して成長していくラ・サール生の様子が伝わってきました。

 続いて、副校長の谷口哲生先生が登壇し、「キリスト教の広く豊かな隣人愛の精神を養う」「新時代の人間としての世界への広く正しい認識を培う」「心と体と頭の調和の取れた、社会に役立つ人間を育てる」「一人ひとりの能力を最大限に伸ばす」という四つの教育方針を紹介。そのうえで、「全国から生徒が集まる学校だからこそ、隣人を受け入れ、互いに助け合う姿勢が求められます。自宅生と寮・下宿生、クラスや学年の異なる人が互いに交流し合い、学び合うことが大切です」と述べました。

 学習面では、授業の効率を上げることが最も重視されています。そのためには自習を自主的かつ計画的に行い、予習・復習を徹底するように指導しています。「寮生については、中学では3時間、高校では4時間の義務自習を課しています。テストで一定の成績に達しなかった場合は、補習や追試で早めにフォローしています」と谷口先生。6年間一貫の特色あるカリキュラムを組むことにより、無駄のない効果的な授業が展開され、文系・理系の志望別コースに分かれる高2からは選択科目が増えます。こうして、高2までに高校内容をすべて学び終えると、高3では年間10回のテストを行い、実力を確認しながら大学受験に備えていきます。

 英語教育にも力を注ぎ、外国人教師による少人数制授業を週2時間実施しています。希望者は、アメリカでのホームステイ、イギリス・イートン校での研修などに参加できます。

 学生寮では、現在、中学生364名、高校生218名が共同生活を送っています。中学生は1年から3年までを混ぜた8人部屋で生活するので、学年を超えた交流が心の成長にもつながっています。夕食後は各フロアに設けられた自習室で学習する決まりになっており、集中して勉強する習慣がつきます。高1・2の居室は個室となり、1時間は自室での自習も認められます。そして、高3になると、受験勉強に集中するために退寮し、下宿に移ります。

 2020年度の入試は1月25日に鹿児島の本校で実施予定です。谷口先生からは「差がつきやすいのは算数で、国語では100字以上の記述問題を必ず出題します。難問・奇問は出題しません。過去問にしっかり取り組んで対策をしてください」というアドバイスがありました。

イメージ写真中高合わせて約1200名の生徒の6割以上が県外の出身で、関東出身者も約1割います。クラブ・同好会活動も盛んで、高校山岳部、高校将棋部、高校囲碁部、高校英語ディベート部などが全国大会に出場しています

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