受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

カリタス女子中学校

2019年11月15日(金)

他者を大切にする「カリタスの心」と、広い視野を持った豊かな人間を育てる

 カリタス女子中学校は、カナダのケベック・カリタス修道女会によって創立されたミッション・スクールです。2020年には学園創立60周年を迎えます。ラテン語で「慈しみ・愛」を意味する「カリタス」を校名とし、「祈る心」「学ぶ心」「交わる心」「奉仕する心」の四つの心を身につけた、他者のために行動できる人間の育成をめざしています。

 あいさつに立った校長の萩原千加子先生は、説明会の冒頭、自身の母校でもあるカリタス学園の歴史を紹介しました。「一人ひとりを大事にするという創設者の思いを受け、『普遍的な愛を持って人に尽くす人間』を育成することが本校の教育の目的です」と述べ、教育の特色として「グローバル」「探究」「豊かな人間性」の三つのキーワードを挙げました。

 まず、グローバル教育の取り組みとして紹介されたのが、創設当初から行われている英語とフランス語による複言語教育です。中学から複数の言語を学ぶことで、生徒たちはより多角的で国際的な視野を身につけます。2016年度からは、入学時に一定の英語力を持つ生徒を対象にしたアドバンストクラスを設置しました。萩原先生は「アドバンストクラスの存在は、一般生にも良い影響をもたらしており、現高1の生徒の約3分の1が、中3修了時に英検®の2級に合格していますし、仏検の受験者も増えています。希望する大学に進学するためにも、語学ができることは大きな強みとなります」と話しました。同校では、このほかにも日仏交換留学や海外研修など、多様なプログラムを実施しています。

 みずから学び、考える人間を育てる「探究」の取り組みとしては、今年度から週1コマの「i-Time(探究)」という時間がスタートしました。「問う」「調べる」「考える」「表現する」「振り返る」というサイクルを繰り返すことで視野を広げ、将来の進路を生徒自身が考えるというものです。ICT教育も推進し、2020年度からは1人1台のタブレット端末を授業で使用します。

 三つ目の「豊かな人間性」については、週1回の「カトリック倫理」の授業、活発なボランティア活動、マリア祭やクリスマスなどの行事、当番の生徒が校内放送で行う「朝の祈り」などを通して育んでいます。また、同校のカウンセラーが中心となって企画した「心の交流プログラム」を行い、他者との交流と理解を深めています。

 同校の大きな特色である「教科センター方式」についても説明がありました。「生徒たちはロッカーや下駄箱がある各自の『ホームベース』から毎時間、各教科の教室に移動して授業を受けます。教科センターにはその教科の関心を高める資料や展示があり、自分から授業を受けに行くことで能動的な学習姿勢も培われます。移動の際には生徒同士や、先生と生徒とのコミュニケーションが生まれて、和やかな雰囲気です」と萩原先生は語りました。

 続いて、入試広報委員長の引地一男先生から、2020年度の入試に関する話がありました。大きな変更があるのは、2月2日の午後入試です。受験科目が従来の新3科型(読解・論述+算数+理・英から1科選択)から2科(国+算・理・英から1科選択)となり、募集人数も約15名から約20名に増えます。また、12月22日に予定されている帰国生12月試験の配点や時間、入学手続きの期限などにも変更があります。詳細は、学校ホームページの入試情報や募集要項でご確認ください。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真広々とした学園キャンパス。学校から徒歩10分のJR南武線「中野島」駅には、2019年6月よりカリタス側に臨時改札口が設置され、朝の通学が便利になりました

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