受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

文化学園大学杉並中学校

2019年11月12日(火)

日本とカナダの高校卒業資格が同時に取得できるダブルディプロマコースが魅力

 2018年度入試から男子の募集を開始し、女子校から共学校に移行した文化学園大学杉並中学校。2014年には、カナダのブリティッシュコロンビア州(B.C.州)の海外校(オフショアスクール)として国内で初めて認定され、「Bunka Suginami Canadian International School」という英語の校名が加わりました。また、B.C.州の海外校に認定されたことで、高校に設置された「ダブルディプロマコース」を卒業すると、日本とカナダの高校卒業資格が同時に取得できるようにもなりました。B.C.州の高校卒業証書は国際的にも認められており、カナダやアメリカなど海外の大学に進学できるだけでなく、日本国内の大学受験でも優遇されます。

 同校の学習の特徴について、国際部・英語科の窪田淳先生は「個に応じた英語、時代に合った英語をモットーにしています」と話します。実際、中学では英語の授業時間が多く設定されており、少ない学年でも年間245時間で多い学年になると年間350時間にも及びます。また、中1では習熟度に応じて1クラスを複数に分け、少人数制授業を実施しています。その多くがネイティブ教員主導型で、ペアワークやグループワークを行いながら会話力を高めています。

 中2では、「ダブルディプロマ準備コース」と「中高一貫コース」に分かれます。このうち「ダブルディプロマ準備コース」では、中2・3年次にB.C.州の教員による授業を受け、さまざまな教科を英語で学ぶために必要な「ツールとしての英語力」を養います。一方、「中高一貫コース」では一人ひとりの学力を把握しながらきめ細かく指導し、基礎学力を養成します。英語以外のカリキュラムは共通で、いずれのコースでも高校内容の先取り学習を行っています。また、2020年度からは、英検®2級レベルの力を持つ中1を対象に、ダブルディプロマプログラムを先取りした授業を行う「アドバンストクラス」が新設されるそうです。

 高校では、「ダブルディプロマコース」「特進コース」「進学コース」の3コースに分かれます。「ダブルディプロマコース」では日本とカナダのカリキュラムが同時に進行し、数学や理科などもネイティブ教員の指導の下、英語で学習します。さらに、高1の夏にはB.C.州での5週間の短期留学に参加。「卒業時の英語力の到達目標として、ヨーロッパ言語共通参照枠CEFRのC1をめざしています」とのことです。

 さらに同校では、改革後の大学入試で求められるようになる「新しい学力」の養成をめざして、「impressive(感動的な)」「intelligent(知的な)」「international(国際的な)」の三つの観点をキーワードとする教育プログラム「iプロジェクト」を展開しています。授業ではグループワークやディスカッションで生徒間の学び合いを促し、レポートやプレゼンテーションといったアウトプットの機会を多く設けています。生徒たちは「課題発見→協働学習→発信」という学習の過程を繰り返すことで、思考力・判断力・表現力を総合的に高めていきます。入試広報部長の西田真志先生は、「2020年度から中間試験を廃止し、その分の時間を、英語力の向上や主体的な活動に使いたいと考えています」として、基礎学力の向上に向けた取り組みを紹介しました。それによると、主要教科では習熟度別授業を実施し、朝テストで理解度を確認します。答案はその日のうちに返却され、自己分析をしたうえで放課後に復習をすることになります。また、補習・補講、外部予備校による講習などを充実させ、学習効率を高めています。

 説明会終了後は、高校のダブルディプロマコースの授業や校内施設を見学。オープンキッチン形式の食堂「ローズカフェ」で行われた給食試食会には同校の先生方も同席し、在校生の様子や学校生活などについて、説明会よりさらに詳しい話を聞くことができました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真部活動が盛んで、人工芝のグラウンド、弓道場、ダンススタジオなど運動施設も充実。中学生は19時まで、高校生は20時まで利用できる自習室もあります

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