受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

長崎日本大学中学校

2019年11月5日(火)

英語でのコミュニケーション力を養い、国際的な対応力を育む

 「至誠」「勤労」「創造」を校訓に掲げる長崎日本大学中学・高等学校は、全国に26校ある日本大学の付属校の一つです。1967年に高校が、1991年に中学校が開校しました。2018年には、耐震性などの安全面を強化した、最新設備の整った新校舎が完成し、ますます充実した環境が整いました。

 東京・代々木のSAPIX代々木ホールで開催された説明会で、教頭の大久保友高先生は「本校は生活指導上のトラブルもほとんどなく、安心して通学させられる学校です。教員は中学と高校を兼任しており、中学の担任を持ちながら高校で受験指導をするなど、6年を見越した教育指導を行っています。面倒見が良く、バイタリティーにあふれる教員がそろっていて、生徒との信頼関係もしっかりと築いています」と校風について紹介しました。

 学校紹介の動画が上映された後、入試広報主任の近澤侑司先生が具体的な教育内容を説明しました。中学の授業数については、英語は公立校の2倍の週8コマ、数学は1.7倍の週6コマ(中3は7コマ)を設け、基礎力の定着を図りながら、発展的な内容まで指導しています。近澤先生は「中3の1学期までにすべての教科で中学校の内容を学び終えますが、授業数を多く設定しているため、一般的な先取り授業よりも時間的にはゆとりがあります。じっくりとていねいに指導しています」と話しました。また、放課後には英語や数学を中心に週2時間(年間約50日)の習熟度別の講座を開講し、基礎力の向上から応用力の養成までを図っています。さらに、主要教科とは別に「ライフスキル教育」といったプログラムもあり、「他者を尊重し、自分の意見を的確に伝える力を養う」教育も推進。専門の講師を招いて特別授業などを行っています。

 英語教育に力を注いでいるのも特徴です。たとえば、独自の英語教育システム「GEP」(Global Education Project)では、学年ごとにテーマを設け、6年間を通して「話す」技能を磨きます。まず中1は英語に慣れ親しむため「英語劇」に挑戦します。中2は留学生に英語で観光案内をしながら長崎市内を巡る「長崎英語さるく(街歩き)」を行います。そして中3・高1では、研究テーマに沿って英語でプレゼンテーションをします。GEPの集大成となるのが、高2全員が参加するオーストラリア研修です。ホームステイをしながら現地の高校に通い、異文化に触れると同時に、英語によるコミュニケーション力を磨くのです。また、プレゼンテーションやパネルディスカッションも行い、自分の意見を英語で正確に伝える力や思考力を培います。このほか、外国人教師が職員室に常駐しており、休み時間や放課後に英語で会話をする機会もあります。こうした取り組みにより、生徒は着実に英語力を上げ、高校入学時点で、半数以上の生徒が英検®準2級以上を取得しています。

 日本大学との連携プログラムも充実しています。大学の教員による理科実験授業や、医歯薬系学部に特化したメディカルガイダンスなど、進路指導の一助となる企画を体験することができます。今夏の理工学部の教授による講義では、身近な川について研究しました。また、難関である日本大学の医・薬・歯学部、生物資源科学部獣医学科への推薦制度も毎年多くの生徒が利用しています。

 県外からも多くの生徒が入学しています。男子寮「明倫館」は4人部屋で、寮生は寮監や寮母に見守られ、先輩・後輩・友だちと切磋琢磨しながら、伸び伸びと生活しています。夜は3時間の学習タイムがあり、寮監の監視の下でそれぞれ学習を進めています。

 2020年度の関東入試の会場は、日本大学理工学部駿河台キャンパス1号館(東京)と日本大学生物資源科学部本館(神奈川)の2か所です。近澤先生は「両会場ともに1000人以上の受験生が集まります。入試終了後にお子さんと会えなくなるケースも多いので、必ず待ち合わせ場所を事前に決めておいてください」とアドバイスを送り、説明会を締めくくりました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真大型の電動スクリーンを設置した視聴覚室や、自然光が差し込む開放的な図書館が備わる新校舎。学校から徒歩7分の場所には男子寮の「明倫館」があります

www.nagasaki-nichidai.jp 別ウィンドウが開きます。

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