受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

目黒日本大学中学校

2019年11月18日(月)

「しなやかな強さを持った、自立できる人間」を育成する日本大学の準付属校

 1903年の創立以来、芸能やスポーツの分野に多くの逸材を輩出してきた日出学園。2017年末に日本大学と準付属校契約を締結し、2019年4月、「目黒日本大学中学校・高等学校」に校名を変更しました。国公立大学・難関私立大学への進学も視野に入れた6ヵ年一貫教育を実践しています。

 説明会の冒頭、あいさつに立った校長の井原渉先生は「教育環境が大きく変わっても、創立以来掲げてきた建学の精神『質実剛健・優美高雅』は変わらずに守り続けます」と話します。同校では「しなやかな強さを持った 自立できる人間を育てる」を教育理念として、生徒一人ひとりが日々の学習はもちろん、運動や文化活動にも真剣に向き合えるよう、きめ細かい指導を実践しているそうです。井原先生は「部活動や学校行事を通じて、互いに尊重し合い、相手を大切に思う心を養ってほしいと願っています。中高の6年間は、目を輝かせ、目標に向かってさまざまなことに打ち込む大切な時期だからこそ、保護者の方々と協力しながらていねいに見守っていきます」と述べました。

 教育内容については、中学部長の片岡康二先生が説明しました。同校では、中3から先取り学習を開始し、高3の1学期までに高校の内容の学習を終えます。高3では、大学受験に対応した演習が中心となります。そうしたなか、中学校段階で特に重点を置いているのが、「学習習慣の定着」です。片岡先生は「中学受験で培ってきた自学自習の姿勢を途切れさせないよう、さまざまな工夫をしています」と話します。たとえば、毎週月曜日に配布する定期課題はその週の金曜日に提出させ、その成果をテストで確認します。テストを受けた後は、解き直しや自己分析などの振り返りをきちんとするためにノートも作成させているそうです。

 また、生徒が主体的に学ぶPDSA(Plan-Do-Study-Adjust)サイクルを導入し、問題解決能力の向上を図っています。「房総オリエンテーション合宿」「日本伝統文化体験」「鎌倉フィールドワーク」など、学年ごとに実施される探究学習では、グループワークやプレゼンテーションを取り入れ、論理的、客観的に考える機会を与えるとともに、生徒全員が所持するタブレット端末を活用して、eポートフォリオの蓄積も進めています。

 一方で、英語教育にも力を入れています。ネイティブ教員は英会話の授業を担当するだけでなく、朝のホームルームにも参加するほか、体育や音楽などの授業を英語で行うイマージョン教育も導入しています。さらに、中1の段階からオンライン英会話にも挑戦させています。こうして鍛えた英語力を試す機会が、中3全員で行くオーストラリア短期留学です。片岡先生は「英語で相手に思いを伝えられた喜びと、伝えられなかった悔しさの両方を味わうことで、帰国後の学習へのモチベーションアップにつながります」と述べました。

 日本大学への内部進学には三つの方法があります。一つ目は、同大学の付属校の生徒のみを対象とした基礎学力到達度テスト(高校3年間で合計4回)を受け、成績上位者から希望する学部・学科に進む方法です。二つ目は、校内及び各学部学科の基準を満たして被推薦権を得る方法です(この二つの入試方式は、他校との併願不可)。そして三つ目は「国公立併願方式」で、日本大学への内部進学の権利を保持したまま、国公立大学を受験することができるというものです。

 最後に、入試について説明がありました。2020年度は2月1日の午前・午後、2日午前、4日午後の計4回。1日午前と2日午前は2科4科選択または適性検査Ⅰ・Ⅱで、1日午後は1科(算理合教科型)、4日午後は2科(算数・国語)です。1日午前(適性検査Ⅰ・Ⅱのみ)、1日午後、4日午後では特待選抜が行われます。「算理合教科型では、理科分野の文章を的確に読み解き、計算に落とし込む問題を出します」とのことでした。

イメージ写真2015年に竣工した新校舎には、屋上運動場、温水プール、ダンスホール、カフェテリアなどの施設が充実しています

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