受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

横浜富士見丘学園中学校

2019年11月22日(金)

2019年度より共学化。少人数制のきめ細かい指導で「未来に生きる力」を育む

 「敬愛」「誠実」「自主」を校訓に掲げ、1923年の創立以来、女子教育を行ってきた横浜富士見丘学園。2023年の創立100周年に向けた教育改革の一環として、2019年度からは男女共学へとかじを切りました。

 説明会の冒頭、校長の駒嵜健先生は「日本は約30年後の2050年、どんな時代になっているでしょうか。少子高齢化と人口減少がますます進み、社会は多様化しているでしょう。食料・資源・環境などの分野でさまざまな問題が起こるなかで、社会を支えるために必要なのは“学ぶ”ことです」と話し、基礎学力をしっかりと養うための同校の教育方針について説明しました。

 教育方針の大きな柱は「確かな学力」と「活きた英語力」の養成です。同校では基礎学力の養成を徹底させるため、週3回、7時限まで授業または特別講習を実施しています。さらに、中1・2では週3日間を「しっかり勉強に取り組む日」に設定し、自学自習の姿勢を育む場として放課後に学習支援センター「TERAKOYA」を設置しています。そこには大学生のチューターが常駐しているので、中学生は数学と英語を中心に、その日の授業で生じた疑問を質問し、すぐに解消することができます。こうして学習内容を定着させていきます。

 また、グローバル社会で必要となる「活きた英語力」を身につけるために、全員が英語でコミュニケーションがとれる環境づくりに取り組んでいます。英語への抵抗感をなくし、「英語好き」な生徒を育てるために、ネイティブ教員による副担任制を導入しました。このため昼食時など、英会話の授業以外でも英語に親しむことができます。中3では、英語を母語としない国の留学生と英語でコミュニケーションを図り、相手の文化を理解したうえで日本の魅力を発信する力を養う「グローバルアイ」という3日間のプログラムを実施します。このような体験を通して英語でアウトプットする力を向上させ、異文化理解を深めていくのです。このほかにも、必修のオンライン英会話(中3・高1)や、中3での海外研修(女子はオーストラリア、男子はアメリカ)、希望制のセブ島マンツーマン英語研修、オーストラリアターム留学などがあります。

 なお、中学校では別学の良さを取り入れ、女子クラスと男子理数特進クラスに分けています。このうち女子は高1から、私立大学の文系学部をめざす「スタンダードクラス」と、文理総合特進クラスの「グローバル&サイエンス(G&S)クラス」に分かれます。このG&Sクラスは高2から、「文系特進クラス」と男女混合の「理数特進クラス」にさらに分かれます。いずれの学年・クラスにおいても理数教育が重視され、中学では数学の授業数を女子クラスで週5時間、男子理数特進クラスで週6時間確保しています。東京理科大学と連携して、理系進学への興味・関心を引き出すプログラム「理系の学び講座」やキャンパスツアーなどを行っているのも特徴です。

 このほか、ジェネリックスキル(社会で生きる力)を養う場として「礼法」の授業があり、日本の文化やおもてなしの心、立ち居振る舞いなどを学んでいます。高1では、企業からのミッションに取り組む探究学習「クエストエデュケーションプログラム」に全員が参加します。そのなかから選ばれたチームは「クエストカップ全国大会」に進みますが、同校のチームは4年連続でこの全国大会に出場しています。駒嵜先生は「生徒たちが社会に出た後、いかに幸せに暮らせるかが大切で、その礎を作ることが本校の教育です」と力強く話しました。

 なお、2020年度入試の「英語2科(英国または英算)」「英語4科(英国理社または英算理社)」で出題される英語の問題に関しては、今回から新たに英検®5級レベル程度のリスニングが導入されるそうです。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真相鉄本線・相鉄いずみ野線「二俣川」駅から徒歩15分の閑静な住宅街に立地する同校。木材を多用した校内施設や間接照明の廊下などがぬくもりを感じさせます

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