受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

成城学園中学校

2019年11月14日(木)

創立103年目を迎えた共学校 〝第2世紀〟の「成城教育」を推進

 2017年に創立100周年を迎えた成城学園。都内の住宅街とは思えないほど自然豊かな敷地に、幼稚園から大 学・大学院までを擁する総合学園です。2016年には中高一貫新校舎が完成し、2018年4月にはグラウンドの人工芝化が完了。さらに充実した環境の下、「教育改革」「教育環境整備」「社会貢献(地域・社会連携の推進)」の三つを基盤とした〝第2世紀〟の「成城教育」を推進しています。

 説明会の冒頭で、校長の石井弘之先生は「本校は誤解されている点が多い学校です」と話しました。最初に挙げたのは、「お金持ちの子息・令嬢が通う学校だと思われている」という点です。「高級住宅街から近い立地のため、そのようなイメージがあるようですが、実際はしっかりと、厳しく生徒を鍛え上げる学校です」と力強く述べ、宿泊体験学習の取り組みを紹介しました。中1は「海の学校」で2キロの遠泳に、中2は「山の学校」で北アルプスなど3000メートル級の山に挑み、心身を鍛えているそうです。

 二つめの誤解は「成城大学の付属校だと思われていること」です。成城大学は併設校ではあるものの、成城学園高校を卒業した生徒の半数近くは他大学に進学しています。「本校では、生徒が希望する進路を実現できるよう、きめ細かい指導体制を整えています。一人ひとりが自分に合った道を見つけて、その後押しをする学校です」と強調しました。

 そして三つめの「理系に弱い」というイメージについては、「本校は八つの理科実験室を完備し、複数名の理科助手によるサポートの下、全員参加の体験型授業を実施しています」と、理科教育を重視していることが説明されました。

中高6年間を3ステージに分け 生徒の成長に合わせた学びを実現

 続いて、副校長の佐藤卓先生が、同校の教育について説明しました。2017年に創立100周年を迎えた同校は、次の100年を見据えた「第2世紀プラン」を推進し、「国際教育」「理数系教育」「情操・教養教育」の三つの柱を中核とした教育改革を行っています。「国際教育」では、特に英語教育に注力しており、生徒はiPadを活用して自宅でのeラーニングに取り組んでいます。佐藤先生は「本校の英語教育は大学入試のためだけのものではありません。卒業後、世界で自分の英語力を使って活躍してもらいたいという思いで改革を進めています」と話しました。

 留学制度については、中3の希望者を対象に2週間のオーストラリア短期留学を実施。高校では、姉妹校提携をしているアメリカのメリーランド州マクダナ校やカリフォルニア州ジェイセラ校などとの交換留学を行っています。なお、長期留学制度では、一定の条件を満たした場合、帰国後、元の学年に戻れるとのことです。

 カリキュラムは、中高6年間を2年ごとに区切った3ステージ制となっています。まず、中1・2では基礎・基本の充実を目標に、主体的な学習姿勢を整えることに力を入れています。中3・高1では応用・発展として、主体的な学びや探究教育がスタートします。高2・3では、進路別の3コースによって、自己実現へと前進します。このうち中1・2では、国語・数学・英語を基軸教科として、多くの時間を割いています。さらに英語と数学は、内容に応じてクラスを半数に分けて少人数授業を実施しているとのことです。また、定期試験1週間前には指名制の補習「R週間」も設け、学習の遅れがちな生徒に対して、きめ細かい指導を行っています。

イメージ写真 2016年に完成した新校舎。8万冊の蔵書を誇る図書館の2階に職員室を配置するなど、ユニークな構造となっています

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