受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

捜真女学校中学部

2019年11月28日(木)

ことばにフォーカスした教育で「みずから課題を見いだす力」「表現できる力」を伸ばす

 横浜市神奈川区の小高い丘の上に建つ捜真女学校。同校の歴史は、米国バプテスト派宣教師ネーサン·ブラウン氏の妻であるシャーロット夫人が1886年、聖書印刷所の2階に女子のための塾を開設したことから始まりました。以来、「自己の能力を最善に伸ばし、自分を愛するように隣人を愛し、感謝を持って奉仕できる人格を形成する」というキリスト教に基づく教育方針に従って、聖書を土台とする「愛の心の教育」を実践しています。

 この日、参加者は説明会の前に、カンヴァース・メモリアルチャペルで礼拝を見学しました。同校では毎日2限目と3限目の間に礼拝を行いますが、そのうち週3回は、このチャペルに集まって祈りを捧げます。

 礼拝を終え、説明会場に戻ると、中学部校長の中山謙一先生が教育内容について説明しました。同校では大学卒業後を見据えて、「みずから課題を見いだす力」「表現できる力」を伸ばすため、ことばにフォーカスした独自のカリキュラムを展開しています。たとえば国語では、生活に密着した事柄をことばで表現する「国語表現」の授業を中1で週1回実施します。中2・3では「文章力検定」を、高1では「小論文模試」を、高2では「課題発見・解決能力テスト」をそれぞれ受験し、思考した内容を文章で表現する力を養います。

 また、自主的に学ぶ姿勢を育む取り組みとしては、6限目終了後に20分間の自学自習に励む「スタディーホール」があります。説明会では、スケジュールを管理して計画的に学習を進めるための独自ノートや、アドバイザーが常駐する自習室・進路相談コーナーなどについても紹介されました。中山先生は、「本校が大切にしている『ことばの教育』は、ふだんの授業ではもちろんのこと、毎日の礼拝でも行われています。聖書のことばや他者の話に接し、そこから必要な情報を取り出して理解すること、ときには他の生徒の前で語ることによって、『自分のことばで伝える力』が育まれます。そして、行事・部活動・海外研修など、さまざまな経験を通して生徒たちは育ち、未来へ向かって進んでいきます」と結びました。

 次に英語科の森美和子先生から、英語教育の具体的な内容について説明がありました。同校では2019年度から、「5ラウンドシステム」による授業を実施しています。「5ラウンドシステム」は、従来の読解・文法重視型のスタイルとは異なる、英語運用力の向上を目的とした授業方法で、1冊の教科書を1年間に5回繰り返し使用します。まず、インプットの作業として、ラウンド1(リスニング)とラウンド2(音と文字の一致)では、多くの英語を耳で聴き、ラウンド3(音読)で初めて教科書を開きます。そして、ラウンド4(穴あき音読)では、教科書を丸暗記します。次にアウトプットの作業として、ラウンド5(リテリング・スピーチ)では、自分のことばでストーリーを伝えるアクティビティーを中心に行います。森先生は、この5ラウンドシステムの導入によって、「生徒たちの発音が良くなり、英語を聞く耳が鍛えられていると感じています」と話しました。

 続いて、学院長の中島昭子先生が登壇し、「これから人生100年時代といわれていますが、100年を生き抜く力を身につける場となる中高時代の教育は非常に重要なものです。本校の教育の土台には聖書のことばがあり、それは生徒たちの心の軸となっています。さらに、『オレンジリボン(子ども虐待防止運動)』や、『SDGs(持続可能な開発目標)』にかかわる社会貢献活動にも、本校の生徒たちは自発的に取り組んでいます。大切な中高の6年間、愛と責任をもってお子さまをお預かりしますので、どうぞ安心して入学してください」と述べました。

 最後に、入試について説明がありました。2020年度から2月2日午前に2科4科選択の「スカラシップ試験」が導入され、成績が上位3位までの合格者は、入学金と初年度の授業料が全額免除されます。なお、合否が即日発表となる2月1日午前・午後入試の合格者も、スカラシップ試験に挑戦できるとのことです。

イメージ写真2016年に完成した7号館の1階はカフェテリアで、2階は自習室となっています。庭には四季折々の花やハーブが植えられ、クリスマスの時期には木々にイルミネーションがともります

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