受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

品川翔英中学校(現:小野学園女子中学校)

2019年12月2日(月)

2020年度より共学化。教育環境を一新し、世界に羽ばたく人材を育てる

 1932年の創立以来、社会の要請に応える女子教育に力を注いできた小野学園女子中学・高等学校は、2020年4月から共学化し、校名を「品川翔英中学校・高等学校」に改めます。

 この日の説明会では、最初に、理事長を兼務する校長の小野時英先生があいさつ。「『品川翔英』という学校名には『品川から世界へ、未来へ、英知が飛翔する』という意味が込められています」と述べました。新しい校訓「自主・創造・貢献」については、「みずから行動し、みずから考え、自分の能力を社会に還元することのできる人間を育てる」という決意を込めているとのこと。そして、「グローバル化が進むなか、世界と渡り合える人間を育てるために、教育も時代に合わせて変える必要があります。校名・校訓・教育目標・校歌・制服などすべてを一新し、新しい学校としてスタートします」と、新体制移行への熱い思いを語りました。

 次に、2020年度より新校長に就任する柴田哲彦先生(現副校長)が、共学化に伴う変更点について説明しました。新制服はチャコールグレーのジャケットと紺色のチェック柄のボトムスを基本とし、ワイシャツ、ネクタイ、セーターを組み合わせますが、TPOに合わせてポロシャツ、スエット素材のブルゾン、女子用スラックス、リボンなども選べます。クラブは男子サッカー部、男子バスケットボール部、男子バレーボール部、陸上部、卓球部、軽音楽部などを新たに設置する予定だそうです。柴田先生は「1期生が入学し、一緒に新しい学校をつくっていくなかで、クラブなどの課外活動の場も少しずつ充実させていきたいと考えています」と抱負を述べました。

 学習面では、海外大学を含む難関大学への進学をめざす「中高一貫コース」を新設し、「英語ができる理系」を重視した教育を実践していくそうです。授業方法も刷新します。1人1台のタブレット端末を活用し、オンライン英会話で4技能を鍛えるほか、数学・英語ではICTとeラーニングを組み合わせた「個別最適化学習」を導入し、効率的かつ自立的な学習を促します。たとえば、日常的なテストはタブレットを使って行い、その結果をAIが分析。個々の生徒の苦手な分野・箇所を明確にしたうえで、補強すべきところや学習方法を提案します。柴田先生は、「AIを活用することで教員の負担が減れば、生徒一人ひとりに対して、これまで以上にきめ細かくサポートできるようになるでしょう」と語りました。

 先進的な学習指導で基礎学力を高めていく一方、「自立したLEARNER(学習者)を育てる」という6年間のカリキュラムポリシーを設定し、さまざまな探究学習を通して「学び続ける意欲と能力」の向上も図ります。柴田先生は「品川駅から電車で5分の西大井にキャンパスを置く利点を生かし、周辺の企業・大学・博物館と協力したフィールドワークを積極的に行います。学校内で学ぶだけでなく、地域の人々やさまざまな業界で活躍する職業人とも交流し、学習する意味を知ると同時に、生徒の興味・関心を引き出す機会を増やしたいと考えています」と語りました。

 最後に、入試広報室長の三本正行先生が、2020年度の入試について説明しました。2科、2科4科選択、適性検査型の三つがあり、2月1日の午前(2科4科選択、適性検査型)と午後(2科)、2日の午前(2科4科選択)と午後(2科)、そして4日の午前(2科)にそれぞれ行われます。今回からWeb出願となり、複数回に同時に出願した場合に限り、受験料2万円で出願したすべての入試回の受験が可能です。また、適性検査型のみに出願する場合の受験料は1万円となります。なお、1日午後は特待生入試で、その合格者は入学金と初年度の授業料が免除となりますが、特待生の基準点に満たない場合、一般生へのスライド合格はありません。2021年度からは、入試内容を大幅に見直す予定とのことです。

イメージ写真同校まではJR「西大井」駅より徒歩6分、JR・東急電鉄・東京臨海高速鉄道「大井町」駅より徒歩12分。品川という地の利を生かした新しい教育プログラムに期待が寄せられています

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