受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

沖縄尚学高等学校・附属中学校

2019年11月30日(土)

自己実現をめざして努力し、社会貢献に取り組む「グローバル進学校」

 沖縄県那覇市にキャンパスを構える沖縄尚学高等学校・附属中学校は、グローバル社会で評価される「学力」と「人間力」を養成する「グローバル進学校」をめざしています。

 東京・代々木のSAPIX代々木ホールで行われた説明会では、学園の副理事長で、中学校校長を務める名城政一郎(なしろ まさいちろう)先生が登壇。「本校は日本国内のみならず、グローバル社会に通用するリーダーの資質・能力となる『グローバル・シティズンシップ』を育むために、グローバル・スタンダードを見据えた教育システムを構築しています」と語りました。

 同校では「生徒一人ひとりが持って生まれた知・徳・体の才能を生かす自己教育力を習慣化する営みこそ、教育である」という考えから、「自己実現」と「社会貢献」を実践する活動を日々の教育のなかに積極的に取り入れています。名城先生は自己実現と社会貢献を習慣化する手段として、国内大学とアメリカの大学へのダブル現役合格をめざす「習得目標型授業」、沖縄伝統空手の黒帯(初段)以上の取得、英検®の目標級取得(準1級以上)、ボランティア活動、異文化交流を例に挙げ、「目標を定め、できないことをできるようにする過程で、自己実現と社会貢献が習慣化され、グローバルに通用する学習力が身につきます」と述べました。

 次に、同校が全教科で展開している「習得目標型授業」について説明がありました。毎時間の習得目標をあらかじめ明示することによって目的意識を高め、教員も生徒もその時間内に習得すべき学習項目を確認しながら学ぶというものです。また、小テストや定期試験は、事前に明示されている習得目標から出題されます。名城先生は、「日々の授業時間を学習時間、つまり『習得の時間』ととらえ、授業中の自己実現を重視しており、その結果、勉強でも空手でも、できないことができるようになると学校が楽しくなります」とその利点をアピールしました。

 中学校は東大を含む最難関大学や医学部への現役合格をめざす「尚学パイオニアコース(SPC)」と、難関国公立大・難関私立大への現役合格をめざす「尚学チャレンジャーコース(SCC)」の2コース制を敷いています。どちらのコースでも中2までに中学校の内容を学び終え、中3から高校の内容に入る先取り学習を実施しています。そして、高2進級時には、希望する進路に応じて「東大・国公立大医学科コース」「難関コース」「国公立理系コース・私立理系コース」「国公立文系コース・私立文系コース」「国際文化科学コース(国際バカロレアディプロマプログラム)」「尚学パイオニアコースβ(旧体育コース)」のいずれかに分かれ、それぞれの希望進路に合わせて学びを進めます。

 このうち国際文化科学コースでは、国際バカロレアの英語・日本語ディプロマプログラムを導入しているので、国際的な大学入学資格の取得にもチャレンジできます。同校と高大連携協定を結んでいるアメリカの大学は、ワシントン州立大学、アイダホ大学(州立)、セントジョンズ大学、セントベネディクト大学、セント・メアリーズ大学、クラーク大学の6大学で、英検®準1級以上を取得すれば、奨学金の給付を受けて進学することも可能です。これは日本の指定校推薦制度と似ていますが、定員が設けられていないこと、併願が可能であることなどが異なります。2018年度の海外大学現役合格者は実数で39人(延べ62人)、そのうち29人が日米ダブル合格。9人が実際に進学しました。

 このように、海外留学や教育協定校との交流に積極的に取り組んでいる点も同校の大きな魅力です。海外には36校の教育協定校があり、2018年度は12か国に454名もの生徒を派遣しました。外国からの留学生も積極的に受け入れており、9か国から約300名の留学生が同校で学んでいます。

 県外からも多くの生徒が集まる同校には、充実した施設を備えた生徒寮が用意されています。快適な個室空間で落ち着いて勉強に専念できる尚学舎、外国人講師や留学生と異文化交流が楽しめる尚学グローバル寮があり、寮での集団生活を通して心も大きく成長するそうです。

 2020年度の一般入試・前期は、1月12日に沖縄本校と東京会場(ハートンホテル東品川)で実施されます。「尚学チャレンジャーコース」と「尚学パイオニアコース」のいずれになるかは、入試の結果と、入学手続き後に実施するコース編成テストの成績によって決まります。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真県外や海外から入学し、在籍している生徒の数は99名(2019年4月時点)。寮からの通学は徒歩10分圏内で、快適に通学できます

www.okisho.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ