受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2018年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

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進学校 開成中学校

息子へ。楽しい時間をありがとう!

A.Tさん お子さんの名前 Rくん

 「やっぱり筑駒の問題は俺には合わない。受かる気がしない!」
 もともと開成中が第一志望校だった息子が、筑駒対策プリントを解き進めた結果、出した結論でした。この日を境に「少しでも上をめざそう。受験当日に高熱でフラフラだったとしても合格できる力をつけよう」との共通認識のもと、受験のためにがんばっていきました。
 勉強に関しては、保護者会での話をもとにスケジュールを立て、それを実行することの繰り返しでした。そのなかでも、5年生のうちにやってよかったと思うことをいくつか挙げます。

①理科と社会の「コアプラス」を完璧にする(特に漢字)。

 ・息子の「極度の面倒くさがり+適当すぎる丸付け」に対抗すべく、毎週のテスト範囲は答えを隠しコピー。書き込んだ答えに私が丸付け。間違えた漢字はノートに3回書くという方法を続けました。

②得意科目を楽しく伸ばす。

 ・一つでも得意科目があれば、本人の自信になるうえに、演習に時間を取られる6年生で苦手科目に時間を回せます。理科・社会好きの息子には『元素図鑑』『理科事典』『マンガ日本の歴史』など、勉強の合間に読めるものをそろえました。

③テスト直しにはコメントを入れる。

 ・どんなミスをしたのか、どうしてミスをしてしまったのか。息子には次につながる気づきを持ってほしかったので、問題用紙の間違えた問題の横に、正答率とひと言コメントを添えるようにしました。「惜しい!」から「(間違えるのは)何回目??」、あまりにもひどいものには「はぁ??」まで。隣に付きっきりより適度な距離感を保てたのがよかったと思います。

 青天井の筑駒・開成コースで自信を失いかけていたときには「あなたはやればできる子、力はある。だけど、やらなきゃできないままだよ。コツコツ努力した人が勝つ」と声をかけました。そして、先生からも励ましていただいたり、やるべきことを教えていただいたりしながら着実に力をつけ、それが結果にも自信にもつながりました。
 6年生も残りわずかというクリスマス前、息子は右手首を骨折。翌日には高熱。2日連続で学校に迎えに行ったときには、申し訳なさそうに小さくなっている息子を見て、なぜか笑ってしまいました。そして、本番1週間前には家族で一人だけインフルエンザに…。こんなことも現実にあるのです。最悪の事態を想定し、準備してきたからこそ、平常心を保てる自分がいました。
 何とか平熱に戻った入試当日。教室に向かう息子と目が合った瞬間、いろいろな思いが込み上げ、涙があふれてきました。いつの間にか大きくなり、声変わりもして、そっけない返事しかしなくなったけど。尊敬できる先生方と仲間たちに囲まれ、無事に今日を迎えられて本当に良かった。
 私から皆さんにお伝えできることがあるとすれば、とにかくプラス思考で、子どもが落ち込んでいるときほど前向きに、笑顔を絶やさずにいること。そのためには自分も受験を楽しむこと。物語文の続きを図書館で借りてきたり、サピックスオープンのときは近所のカフェでお茶したり。息子が受験しなければ経験できなかったことばかりでした。息子よ、楽しい時間をありがとう!
 最後になりましたが、いつも息子を温かく見守り、ご指導くださった先生方、息子の体調を最後まで心配し、合格を喜んでくださった受付の方々、本当にありがとうございました。

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