受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2018年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

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進学校 開成中学校

野球少年の中学受験

Y.Yさん お子さんの名前 Kくん

 息子は4年生の夏、サピックスに入室しました。6年生の夏まで少年野球中心の生活を送っていたため、6年生前期の土曜志望校別特訓は、ほとんど遅刻か欠席でした。それでもサピックスの先生は温かく見守ってくださいました。
 少年野球のチームは都大会の常連で、息子のポジションはキャッチャーでした。練習や試合で疲れているなか、サピックス通いを続けられたのは、「よくがんばっているね」と励ましのことばをかけてくれた先生方のおかげです。
 練習時間が長いので、週末に勉強する時間が取れません。そこで、平常授業の復習は翌日に終わらせるようにしました。土曜志望校別特訓のやり残しは多かったものの、追い込みの時期の学習が少しでも楽になるようにと、理科と社会の知識は6年生の前期までに完成させることを目標に取り組みました。
 ところが、あと2勝というところで、小さいころからの夢だった全国大会出場を逃してしまったので、思いもかけず夏休み前に野球を休部することになりました。
 受験の天王山といわれる夏、息子は勉強に全力投球できることになったわけですが…その直前に偏差値が大きく落ちてしまいました。これまで勉強と野球を両立させてきたことによる疲れがピークに達していたのかもしれませんが(息子の受験体験記を読むと理由は別のところにあったようです)、夏以降はみんなががんばるので、偏差値はなかなか上がらないといわれていることも気になりました。
 「開成中を受験したい」ということで、通っていた附属小の連絡進学制度を使わないという決断を本人がしていたにもかかわらず、それについて親が再考を促すほどでした。
 それでも本人は揺らぐことなく、背水の陣で夏期講習を迎え、驚くほどの集中力で猛勉強し始めました。講習中に授業点で元の最上位クラスに戻れる可能性がある、というシステムがやる気につながったようです。
 夏期講習前にまさかのクラス落ちを経験していなかったら、エンジンが一気にはかからず、その後の結果も、また違ったものになっていたかもしれません。
 その夏のがんばりで、秋には偏差値が再上昇し、11月の学校別サピックスオープンや12月の最後の合格力判定サピックスオープンでは、志望校すべての合格可能性が80%になりました。受験の結果はどうであれ、子どもの決断を尊重してよかったと思いました。
 受験直前期は、算数を中心にSS特訓の開成プリントや過去問を3回繰り返してやりました。苦手の国語は、正月特訓でもひどい点数を取るなど、最後まで苦しみましたが、知識の定着の確認を徹底し、語彙を増やす学習を中心に進めました。記述については、授業の復習を怠らないようにしました。
 そして迎えた2月。息子はもう一つの夢だった、開成中合格を果たしました。「スポーツをしているお子さんの集中力には感心します」と、野球との両立に理解を示してくれたサピックスの先生。子どもには自分の力を信じ、努力し続けることを、そして親には子どもの意思を尊重し、見守ることを教えてくれました。先生方、サピックス関係者の皆さま、本当にありがとうございました。

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