受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2018年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

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進学校 慶應義塾普通部

ただいま息子は受験中

M.Kさん お子さんの名前 Yくん

 今日は2月2日、現在午前9時半。雪がしんしんと降るなか、先ほど息子を受験会場へ送り届けてまいりました。控室の雰囲気がどうも苦手な私は、喫茶店へ避難。喫茶店にて、合格を祈念して、受験体験記を書きながら試験終了を待つことにしました。外は雪が降り続いています。雪景色を見ていると、涙が出てきそう。息子なら、「なんで雪景色を見て涙が出るの?」と言うだろうなぁ。あぁ、こういう情緒的な問いが出てないといいけれど。今は待つしかありません。
 さて、わが家はまだ受験2日目ですので、結果は出ていません(1月校は合格を頂いたものの遠方のため、通学できません)。しかし、合格した気になって(合格を信じて)、体験記を書いてみます。体験記というのは、合格者のハッピーな記念誌だと5年生までは思っていましたが、実は勉強方法から精神面のサポートまでを網羅した、実体験に基づいた充実のレポート集です。このページはさておき、体験記を熟読することをお勧めします。わが家でも、いつもパラパラと何度も目を通しておりました。
 さて、まずは息子を指導してくださったサピックスの先生方、いつも優しい受付の方々、暑い日も寒い日も子どもたちを見守ってくださった警備員の方々に心からお礼を申し上げます。息子は、知らないお母さまから、「◯◯くんのお母さま? ほんとおもしろいお子さんですよね~」と声をかけられるような子ども(悪口ではないのに、一抹の不安しか感じない)です。ご迷惑をおかけしたこともあると思いますが、息子がいつも楽しく塾に通えたのは、ひとえに塾関係者の皆さまのおかげです。ありがとうございました。また私と主人の両親、私の姉にもたくさん協力してもらいました。どうもありがとう(まだ受かってないけど)。
 それでは反省点と後悔したこと、良かったことを記しておきたいと思います。
 まずは反省点を三点。これについては、そのとき、そのときにできるかぎりのことをがんばったので、反省はしていますが、後悔はしていません。
①志望校を決めるのが遅かったこと。
 早い段階で親が過去問を解き、ゴール地点を把握することが肝要と感じました。また、通う校舎ではSS特訓に息子の志望校のコースがなかったので、他校舎まで通ったのですが、志望校決定が早ければ、たとえばゴールデンウィークのGS特訓で他校舎の様子を見て通塾の疲労度を予測するなど、いろいろな対応ができたと思います。
②漢字学習が後手に回ったこと。
 先取りはおろか、定着度も低かったので6年生になっても漢字には苦労していました。慶應中等部や慶應普通部では漢字も多数出題されますので、前倒しで進めておけばよかったと思います。
③「コアプラス」が不十分であったこと。
 重要性を認識しながらも、ほかの勉強に追われ、反復訓練は不十分でした。毎朝、その週の小テストの対応程度しかこなせず、この1冊の内容が最終的にどの程度定着しているのかが不明瞭のままでした。
 後悔していることは、一点。昨日(2月1日)の朝の息子の緊張をほぐせなかったことです。極限の緊張状態のまま、国語の試験に突入し、解答用紙に空欄を5個作ったそうです。息子いわく、「最初の国語は頭が凍ってた。やばい!と思ったら氷が割れて、そこからは順調だった」とか。その氷、始まる前に私が粉々にしておきたかった! 今となってはどうしようもありません。通常では考えられない緊張に見舞われるようです。
 さて、次に良かったことも記しておきます。
①主人が協力的で、私も一緒に楽しみ、家族が同じベクトルを向いていたこと。
 わが家は共働きで下の子もいるため、主人が全面的に協力してくれました。私が心がけたのは、一緒に楽しむこと。「基礎力トレーニング」をコピーして毎朝一緒に解き、勝負! 私の実力も上がりました(何かの役に立つのでしょうか…)。私は、『名探偵コナン』(漫画)を借りてきたり、卓球セットを次男と買ってきたりと、「子どもの邪魔ばかりしているね」と主人に突っ込まれたこともありましたが、そんなスタンスも良かったのかもしれません。
②漢字の特訓をしたこと。
 反省点にもありますが、息子は漢字が苦手でした。しかし、漢字なんぞやればできるはず!と「漢字の要」もステップ1に絞り、毎朝反復練習。多いものは10以上の×がついています。よくがんばりました。漢字が苦手な方、あきらめないで! 漢字は無数にありますから、すべて覚えることはできません。これと決めた教材を完璧にし、そのあとは意味を想像しながら書くことを意識するのがよいと思います。ちなみに、わが家は「漢字の要」ステップ1の全部と、毎週の漢字テストで間違えたものだけをピックアップし、その二つは完璧にしました。
③コツコツ努力を積み重ねたこと。
 3年生後半に入室して以来、「基礎力トレーニング」をやらなかったのは、おたふく風邪に罹患した数日、および移動教室中だけだったと記憶しています。6年生では、朝に「基礎力トレーニング」と理科と社会の「コアプラス」、「漢字の要」をセットにして勉強し、夜は平常授業等の復習と、とにかく日々さぼらず粛々と努力しました。
 成績は比較的安定していたと思いますが、マンスリーの自己採点で撃沈し、夕飯がひと口しかのどを通らなかった日もありました。過去問で点数が取れずに、自分の解答を見て、涙した日もありました。それでも腐ることなく、淡々とやるべきことをやった息子は、わが子ながらすばらしいと思います。
 入試期を迎え、今感じることは、本番において大切なのは偏差値ではなく、順位だということです。昨日の普通部受験では約600名の受験者に対し、約180番以内に入ればよいのです。マンスリーテストと違い、そこには他校を受ける子どもは入っていません。そのなかでの180番以内! きっと入れる! 国語の空欄5個でも…大丈夫(本当に大丈夫かしら)!
 最後になりますが、サピックス生もほかの塾生も、みんな一生懸命がんばってきた子どもたち。合否にかかわらず、その結果がそれぞれの子どもの良き経験となり、輝く未来へと続くよう、心から祈るばかりです。そしてどうか、この体験記を投稿できますように。

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