受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2018年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

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進学校 駒場東邦中学校

共に戦う

T.Mさん お子さんの名前 Kくん

 サピックスに6年間お世話になりました。6年間のサピ生活で思い出もたくさんあるはずなのですが、5年生までのことを思い出せないくらい、最後の1年間はまさに「戦い」でした。特に、私自身が中学受験を経験したことがないので、この1年は想像を絶するものでした。けれども、5年生までの過ごし方が失敗しても(逆に5年生まで順調であっても)、最終的には、最後の1年間の過ごし方が非常に大切だったと痛感しています。
 わが家の場合、4年生の終わりまで野球を、5年生の終わりまで柔道を続けていたので、やめたら時間がたくさんできて、気を入れ直して猛勉強をしていけば、第一志望も夢ではないだろうと思い込んでいました。また、さまざまな受験体験記を通じて、「最後は本人次第」「親は見守るだけ」と思っていましたし、私も仕事がある関係で、あまり勉強を見てあげられなかったこともあり、そういった意味でも、「本人任せ」でいきました。
 その結果、成績は低空飛行、さらに9月以降の学校別サピックスオープン、合格力判定サピックスオープンでも思ったような結果は出せず、11月の学校別サピックスオープンの結果もさんざんでした。この結果を受けて、とうとう、志望校を変える決意をしました。変えたといっても、その学校も当時の偏差値では到底届くレベルではない状況でしたが、変えて少し先が見えてきて、心に新たな活力が出てくるはずでした。けれども、変なゆとりが逆に芽生え、12月に入っても、やってはいるけれども、どうにかなるという気持ちのほうが強く、SS特訓でも思うような結果が出せないまま、正月を迎えてしまいました。そして、正月特訓のとある教科の解答用紙のうち、3分の1が白紙のものを見たときです。それまでの11か月間は、様子を見て、あまりに苦しそうであれば、テレビを見るなどの適度な休養を取りながら、あまり追い込むのをやめていました。しかし、その日、このままでは100%合格しないと確信し、この日から、見守るのではなく、「共に戦う」決意をしました。私自身にも本当の「覚悟」がなかったのだと反省しました。
 その後の1か月間は、朝起きたときから夜寝るまでに行うべきことを分単位で私が計画し、そのとおりに本人にやらせました。本人の学力ももちろん向上していきましたが、私自身の学力もどんどん向上していくのを感じるくらい、私も一緒に勉強しました。そんな1か月を過ごし、本番を迎え、「心臓が飛び出る」という経験を人生で初めて味わうくらい緊張しましたが、見事に合格することができました。
 最後に、感じたのは、親と子の関わり方に正解はなくて、干渉するしないにかかわらず、あきらめずに関わり続けることが大切なのだということです。子どもに対して「思い続ける」こと、それを忘れないことの大切さを、この受験を通して私は学びました。今後も、子どもに対して「思い」、そして「戦う」姿勢を忘れないでいきたいと思います。

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