受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2018年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

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進学校 駒場東邦中学校

マニュアルどおりにいかない難しさ
~中学受験体験記~

H.Wさん お子さんの名前 Kくん

 中学受験をさせると決めたころから、友人へのヒアリングを重ね、受験するならばサピックスと決めておりました。わが子の性格を考え、早めの3年生の夏ごろだったかと思います。4年生まではほぼ一貫して中位のクラスを上下しておりましたが、5年生の組分けテストから突如、上位クラスに上がり、最後まで保つことができました。4年生のときには「最上位クラスは無理だろう」と思っていましたが、当時、息子が欲しがっていたデジカメを買うというアメをぶら下げながら、勉強させました。あるとき、本当に最上位に上がったときには、まさか約束を実行するはめになるとは予想だにしていませんでした。
 6年生になると、周囲のお子さまたちのがんばりか、息子の力不足(?)か、上位クラスから落ちることはなくても、成績はあと一歩と、親としては満足できるものではありませんでした。保護者会で言われたことを伝えても、生来の頑固さから、親の指示には一向に耳を貸さず、好きにやっていました。半ばあきらめつつ、「『基礎力トレーニング』だけは」と言って促しても、守らない日がありました。そのため、何度か破って、あとでテープで貼ったことや、手を上げてはいけないとわかっていても、息子の勉強への姿勢・態度につい腹を立ててしまったことも。このころは親子のバトルです。私のほうが強い(ジムでかなり鍛えていましたので、母は負けません!!)ので、息子に「暴力はやめて」と言われたこともあります。近ごろの教育論では「ほめて伸ばす」のが良いということになっていますが、逆をやってしまう悪い例だったことを自認します。
 日ごろの勉強ではそうした強硬(強権!!)路線をとりましたが、テストに関しては、子どもが精一杯やったはず(?)と思い、悪くとも叱りとばすことはしなかったように思います。
 志望校についても、学園祭に連れ出しても反応は鈍かったため、親の私が勝手に決めました。けれども、SS特訓などが始まると、「ここに行きたい」といろいろと言い出し、「今さら!」と思いながら変更を重ね、最終的に11月に決定。先生方にはご迷惑をおかけし、申しわけなく思いました。12月を過ぎると、もう余計な口出しは息子の気持ちを削ぐだけなので控えるようにし、腹をくくりました。
 その後はインフルエンザの大流行もあり、「身体をつくるのは食事」と、ひたすら食生活を重視しました。好き嫌いがあるので、素材を考え、品数を多くし、調理方法や味つけなども工夫し、喜んで食べてくれることだけを必死に考え、台所に立ちました。母としてつらかったころです。
 睡眠も調整が難しく、神経質かつ眠りの浅い息子のため、私が本を買って研究するなど、いろいろと手を尽くしました。アロマも種々の香りをそろえました。
 本命の駒東発表時は主人に行ってもらいましたが、メールの「合格」が信じられず、「手続きが済んだから間違いない」と言われてやっと納得。
 最後に。サピックスから頂いたプリント類は、やり切れなかったのも事実です。息子なりに取捨選択しているように感じたので、そこは信じて好きにさせました。子どもの性格、特性は千差万別で、マニュアルどおりにはいかぬもの。このような調子でしたが、先生方には、質問・疑問が生じると相談に乗っていただき、内心ではうるさい母親と思われていたかもしれませんが、お付き合いいただき、頭の下がる思いです。このような息子と母をご指導いただけましたこと、感謝の念でいっぱいです。

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