受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2018年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

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進学校 駒場東邦中学校

中学受験を振り返って

M.Wさん お子さんの名前 Rくん

 息子がサピックスに入室したのは、4年生の11月。父親の海外勤務が終わり、日本に帰国した直後のことでした。それまで放課後は、学校の宿題以外はゲームをしたり、お友だちと遊んだりして過ごすことが当たり前。週2日とはいえ、塾通いは息子にとって苦痛以外の何物でもなく、想像以上の反発を受けることになりました。最初の1年間は家庭学習や「基礎力トレーニング」はおろか、通塾させるのもひと苦労。成績は当然のことながらさんざんなもので、先生に「もうこれ以上は無理です」と何度泣きついたかわかりません。
 ところが、5年生の秋にいろいろな学校の文化祭を見学したころから、変化が見られるようになりました。そして、駒場東邦中に行きたいと言い出し始めてからは、勉強にも身が入るようになりました。
 やっとやる気になってくれたと少しほっとしましたが、受験はここからが正念場。急にがんばったからといって、簡単に成績は上がりません。本人なりにがんばっても思うような結果が出せず、悔し涙を流すことが続きました。一方で、いつのころからか、塾に通うことが楽しいと言い始め、「どんなにつらくても受験はやめない。みんなと一緒だからがんばれる」と、頼もしいことを言ってくれるようになったのです。
 こつこつと努力を続けた結果が少しずつ表れ始めたと感じたのは、9月の学校別サピックスオープン。合格可能性70%というまずまずの手応えを得ました。しかし、その後は再び成績が下降し、最後の最後までもがき苦しみました。落ち込んだときは、前年度の「受験体験記」を引っ張り出し、直前のスランプを乗り越えた先輩の成功例を一緒に読んだりして、息子を励ましました。
 そうして迎えた受験当日。実は、その数週間前に受験した第二志望校の帰国生入試で繰り上げ合格候補(連絡は来ず)という結果に終わっていたため、息子は少し自信なさげで極度に緊張していました。それでも、いざ試験会場に移動する時間になると表情が一変、しっかり前を向いて進んでいったのです。そんな息子の背中に、この1年での成長を強く感じました。
 そして、迎えた翌日の合格発表。試験直後から「自信がない」と繰り返していたため、厳しい結果も少しだけ覚悟していました。ですから、息子の受験番号を見つけた瞬間のあの感動は、ことばでは言い尽くせません。「絶対泣かない」と言っていた息子も、人目をはばからず泣いていました。そのうれし涙で、2年3か月の苦労がすっかり洗い流されていくのを感じました。
 新6年生の授業開始直前に開催された保護者会で、ある先生がこうおっしゃっていました。
 「私たちを信じてついてきてください」
 けっして平坦な道ではありませんでしたが、息子は先生の教えに素直に従い、1年を過ごしました。そして、最高の結果を頂くことができました。努力の先に見えるすばらしい景色を見せてくださり、本当にありがとうございます。この場をお借りし、お世話になった先生方に、そして見守ってくださったすべての方々に、心からお礼申し上げます。

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