受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2018年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

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進学校 聖光学院中学校

宝物の1年間

H.Tさん お子さんの名前 Rくん

 息子は新6年生が始まる直前の1月に入室しました。まさに、たった1年間の受験勉強で、あこがれの第一志望校に合格しました。
 しかし、その1年は壮絶な勉強生活でした。夏休みは420時間も勉強しましたし、入試直前は1日12時間の勉強。8時間睡眠を死守したので、食事とお風呂を除いたすべてが勉強です。塾の送迎時も口頭試問、トイレでは語彙のテストと、かなりハードな勉強生活でした。それでも、たとえ今、志望校から遠い成績の人でも、今から勉強を始める人でも、精一杯努力をすれば合格がもぎ取れるのだ! ということを伝えられたらと思い、この受験体験記を書きます。
 公立中学進学のために数学を先取りで勉強していたので、入室当初は算数に力を入れようと、息子と決めました。算数の教材は、授業で扱わなかった問題もすべて解き、一度で解けなかった問題は繰り返し解き直し、完璧になったら復習教材で確認しました。また、『中学への算数』を購読し、時間があるときに解き進めました。
 社会・理科はその週のテキストを徹底的に頭に入れ、問題はすべて解きました。社会と理科の「コアプラス」は、毎週のテスト範囲とは別に、4月までに1冊をひととおり解くことにしました。すべてコピーをとり、土日を使って解き進めました。
 5月、宇宙飛行士になることが夢である息子にとって、大西卓哉さんの母校であり、文化祭が迫力満点の聖光学院中が第一志望校になりました。夏の保護者個別面談で先生にお伝えすると、はっきり「聖光は偏差値どおりにしか受かりません」と言われたことを覚えています。
 夏休みも算数中心。夏前までの平常授業・土曜志望校別特訓のテキストで解き直した問題をもう一度すべて解き直し、市販の問題集も2冊解きました。塾の授業やその復習とは別に解いた算数の問題数は、夏休みだけで1000題を超えました。それだけやった成果でしょう、夏休み後のテストで算数の偏差値は71になりました。
 秋は、運動会に球技大会に朝練…となり、毎週の授業をこなすだけになってしまいました。ただ、授業で理科の単元をひととおり学んだので、偏差値が60近くに上がりました。しかし、やりたくない社会は本腰が入らず、偏差値も50前後でした。
 秋から冬にかけて行われる模試では、いつも合格可能性は20%、過去問だって全然点が取れない。不安しかありませんでした。
 秋の保護者個別面談では、「伸びていますが、残り100日で聖光まで間に合うか…。浅野は受からせます」と言われ、なぜもっと早く始めなかったのかと一瞬、後悔しました。というのも、息子は5年生の夏ごろから「塾に行きたい」と言っていたのです。なぜあのときに…という思いが頭をよぎりました。が、すぐに打ち消しました。夢を持ち、努力するとき、どんなことにも遅いということはないはず! 合格可能性が上がらず、「聖光をあきらめようか」と言い出した息子に、「間に合わない夢はない!」と言い切り、「絶対に受かろう」と約束しました。
 冬休みからは、徹底的に社会と語彙をやりました。この1年で解いたテキストを解き直し、それでもあやしい問題をプリントにまとめ、社会は1日40問、口頭試問しました。その数25枚。入試直前には、塾の授業での社会の正答率がかなり高くなり、息子も手応えを感じたようです。
 2月。あんなに遠く、ただただあこがれていた学校に合格しました。あきらめず全力で目標に立ち向かい、塾も学校も休まず、1年で勝ち取った息子を誇りに思います。また、息子の性格に合わせご指導くださったサピックスの先生方に感謝しています。先生は、あいまいにぼかすことなく的確にご意見をくださったので、覚悟と意地を持って勉強を進められました。先生のおことばがなかったら、ここまで努力できていませんでした。本当にありがとうございました。

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