受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2018年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

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進学校 聖光学院中学校

この先の力に変えて

M.Iさん お子さんの名前 Iくん

 息子は3年生になるころには中学受験をすることを決めてはいましたが、学校の成績もほどほどだったので、どこまでできるやらという感じのスタートでした。
 案の定、サピックスに入室した当初の偏差値は50に届かないくらい。それでも、授業で言われたことは真面目にコツコツと必ずやっていくことで、成績は少しずつ伸びていき、校舎内ではいちばん上のクラスで安定するようになりました。
 5年生に上がり、家庭学習の時間も増えるなか、計算も速くなり、理・社の知識が定着していくと、偏差値は64をキープでき、ときには70近くにまで達することもありました。
 6年生の前期の保護者個別面談では、考えもしなかった開成中をめざしてもいいと先生に太鼓判を押され、息子も私たちも「このままならうまくいくかも…」と少し楽観視するようになっていました。
 それからも、このまま言われたとおり勉強を続けていけば、きっと結果はついてくると信じ、集中力が欠けることも多々ありましたが、受験の日を迎えました。
 2月1日の開成中入試は「そこそこできた」と言う息子の様子にひと安心し、2月2日に本命の聖光学院中を受験。ところが、「算数ができなかった…」と、試験を終えた息子の顔はかなり曇っていました。
 一抹の不安を抱えながらも、それでも合格を信じ、2月3日の第三志望校の受験。いざ、聖光学院の合格発表と、スマホでチェックした画面には、まさかの“残念ながら…”の文字。
 それでも、開成はいけるかもと思っていたところ、こちらも不合格。息子はことばもなくうつむいたままで、私たちもかけることばが見つからず、その日は家族全員が重く暗くなっていきました。
 合格が一つもない状態で、一気に崖っぷちに立たされたまま、2月4日、聖光学院中の第2回を受験。当日、3年間お世話になった先生から「ふだんどおりできれば大丈夫だから」との激励のことばに涙ぐみながら、息子は校舎へと入っていきました。
 気持ちを切り替えられたおかげか、今度は力を出し切れたようで、戻ってきた息子はスッキリとした顔つきに変わっていました。
 翌日、桜が咲いた合格画面をみて、やっと終わった、本当に良かったと、私も涙があふれ出ました。
 すぐ、息子の大好きな先生に報告の電話をすると、
 「苦労なく合格するよりも、つらい状況のなかで合格を勝ち取ったことは、この先きっと息子さんの力になります」
 とのおことばに、サピックスの先生方を信じてがんばってきて本当によかったと、心から思えました。
 挫折を味わいながらの中学受験は、親にとってもかなりつらいものでしたが、「最後まであきらめないこと」「努力を信じ、挑み続けること」の大切さを実感させることができたのは、先生がおっしゃるとおり、これから先、息子の宝になっていくと私たちは信じています。

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