受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2018年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

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進学校 武蔵中学校

算数男子、初志貫徹!

S.Sさん お子さんの名前 Yくん

 息子は1年生の冬に、父の赴任先から帰国し、公立小に転入しました。親としては特に中学受験を勧めていませんでしたが、プリント学習の教室にも通い、算数が得意だったので自分から「受験したい」との意思を強めていったようです。志望校は、自由な伝統校という観点でいくつか見学しましたが、息子は早い段階で、父の母校である「武蔵中に行きたい」と決め、その気持ちは最後まで揺らぎませんでした。
 4年生の終わりにサピックスに入室し、実質は新5年生からのスタートとなりました。それまで算数以外の勉強を一切してこなかったため、まずは都道府県の位置から頭に入れるというレベルです。塾のない日は1日2時間、復習から先生に指示された問題、テスト勉強まで母が完全フォローし、5年生のゴールデンウィークごろには上位クラスまで上がりました。
 中学受験生にもいろいろなタイプがいると思います。人から言われなくても率先して取り組む子、親子二人三脚でがんばる子、親や先生の言うことに耳を傾けない、ひたすらマイペースな子。息子は完全に最後のタイプでした。叱られながらいやいや勉強している様子に、「自分から勉強できないのでは、自主性を重んじる武蔵に行ってもその先がない」と考え、5年生の秋以降は親が勉強を見るのを一切やめました。
 その後は算数の「基礎力トレーニング」だけは欠かさなかったものの、復習も先生に指示された問題もやらず、当然クラスもずるずると落ちていきました。算数以外には一切興味が向かず、特に国語には苦手意識が強く、何度もクラスで最下位の成績を取ってきました。
 そこで、6年生のゴールデンウィークから「基礎力トレーニング」に加えて「漢字の要」だけはやるように、そして家で勉強しないのなら、その代わりに授業を必死に聞いて理解してくるようにと伝えました。
 すると、まずデイリーチェックの漢字の点数が安定しだし、SS特訓の志望校別講座や単科講座で問題をこなすうちに、秋ごろには「なんだか国語がわかるようになってきた」と言い始めました。徐々に成績も上昇し、再び上位クラスに戻り、最後のサピックスオープンでは自身最高の成績を出せました。
 受験校については、1月校はサピックスの先生より早めの日程の学校を勧めていただきましたが、インフルエンザの蔓延を考えると正解でした。2月校は、面談で「2日は無理をせずに受験はしない」という判断を尊重していただき、3日に東京学芸大附世田谷中、4日に芝中というプランを組みました。
 家ではほとんど勉強しない息子でしたが、サピックスの帰りにはいつも楽しそうにその日の様子を報告してきました。同じ目標を持つ仲間と学ぶSS特訓では、特に授業に集中していたようです。冬期講習、正月特訓を通してぐんぐんと力がついていくのが、持ち帰るプリントを見てもわかりました。
 息子のような超マイペース型は、塾の先生からすれば大変扱いにくいはずですが、サピックスの先生方には、その性格をよく理解して力を伸ばしていただき、本当に感謝しています。子どもは人それぞれなので、最低限の環境を整えたあとは、画一的なやり方を子どもに当てはめない、という度量(と忍耐)が大切だと感じました。

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