受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2018年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

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進学校 神戸女学院中学部

志望を現実に ~受験を支えた力~

T.Nさん お子さんの名前 Yさん

 1月16日火曜日午後2時過ぎ、娘の第一志望校合格の知らせが家内からメールで届きました。「結果は?」とたずねる子どもに、私は「合格した」と伝えました。そのときの娘の和らいだ表情はとても印象的で、これまでの中学受験に向けた努力が報われたかなと、私も喜びと安堵を感じた瞬間でした。

○入室のきっかけ
 サピックスに入室したのは、3年生の冬からでした。兄が通塾していたことと、サピックスの対話方式の授業スタイルが決め手でした。自分の意見を活発に発表できる子ではなかったと察しますが、帰宅後、算数・理科では「この考え方でどうか」と私に質問する様子や、国語の授業で扱った文章の感想を家内に語る様子から、特に6年生になって、学習に対する関心が高まってきたと感じました。

○志望校に対するモチベーション
 今回、入学のご縁をいただいた神戸女学院中は豊かな自然と建築に囲まれた学校ですが、本人が関心を強く持つようになったのはまだ幼稚園に通っていたころです。偶然目にしたNHK「日曜美術館」の建築家ヴォーリズ特集で神戸女学院が紹介されており、ステンドグラスや重厚で美しい図書館が心に残ったようです。4~6年生の折には、バザーや文化祭で学校を訪問し、在校生の活発な姿に感銘を受けたことや、高校生の先輩から「入学すれば、自分と同じ学年カラーだね」と親しく声をかけられた体験を通じ、この学校に入学し、図書館を利用したい、植物の勉強をしたいという想いが強くなりました。
 本人の学力が合格ラインにまだ達していなかったため、当時、現実性は乏しかったのですが、5年生で学校説明会に参加した際に、神戸女学院の先生から、「皆さん、この時期はまだまだです。2年間もあれば、算数はどんどん伸びます。しっかりがんばってください」と励まされたことは、私自身にとっても、受験を意識する契機となりました。

○保護者としての役割
 中学受験に向けた教育カリキュラム、教育指導は、サピックスにお任せしていました。保護者としては、本人の学習の進捗管理と理解不足の点の対処に、サポートの重点を置きました。
 具体的には、毎週日曜に週間スケジュールを計画し、本人の学習ペースを効率化しました。また、課題を明確化するために、授業やマンスリーテストなどで間違った算数の問題の解き直しノートと理科・社会の教訓ノート(なぜ間違えたかを書く、原理を図に表す、背景を自分のことばでまとめる)を、6年生初期から作成させました。「作図はアイデアの根源」という先生のコメントも励みになりました。マンスリーテストやサピックスオープンの前にこのノートを読み直すことで、弱点補強の効用があったと考えています。

○受験校決定から入試直前期まで
 6年生の夏休みごろから成績が少しずつ改善し、10月ごろに神戸女学院を実際の受験校とする意思を固めました。サピックスの先生方のアドバイスも含め、総合的に判断しました。
 10~11月とSS特訓、平常授業、過去問を中心とした学習を進めてきましたが、12月になると本人に疲れが蓄積し、体調管理も難しく、過去問を解いてもめざすべき点数に達しない状況が続きました。年末には、併願校の受験を取りやめることや、受験校変更も脳裏に浮かびましたが、これまでの取り組みを信じ、受験方針を変えないことを親子で確認しました。年始からは、コンディションづくりを優先し、特に食事・睡眠に配慮したほか、学習も量から質への転換を進め、過去問頻出分野の繰り返し(算数・国語・理科)や教科書、データバンク(社会地理分野の教材)の精読などをして、基礎点数の底上げを図りました。

○入試振り返りとこれから
 1月7日の併願校に続き、関西中学受験は13日にスタートしました。受験前日は、過去問解き直しノートや苦手分野をまとめた教訓ノートの確認など、ふだんより軽めの勉強と持ち物確認にとどめ、早めに就寝しました。受験当日は、気持ちにゆとりを持てるよう、学校の開門時間ちょうどに到着しました。2日連続で午前・午後に受験するというハードスケジュールでしたが、いずれの受験会場においても、サピックスの先生方に激励していただき、気持ちを落ち着かせることができました。神戸女学院入試の2日目(15日)は体育実技でしたが、前日は兄がハンドボール投げ、バスケットボール投げの練習相手を引き受け、応援してくれました。
 娘は、第一志望校の結果が出るまで、合計6校を受験しました。そのうち1校では特別奨学生に選んでいただくなど、望外の結果となりました。サピックスの先生方の3年間にわたるご指導、職員・警備員さまの温かい見守り、クラスメートの皆さまとの切磋琢磨があってこその結果と感じております。ありがとうございました。

 春から中学生活が始まります。サピックスでの学びを糧に、少しずつ自立し、みずからの人生を切りひらいてほしいと考えております。

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