受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2020年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 麻布中学校

麻布へのサクセスロード

K.Hくん

 ぼくがサピックスに入室したのは、2年生の1月。マンスリーテストや、組分けテストなどの大きなテストの前以外は、5年生になる前まで復習をしていなかったが、1~2番目のクラスを維持できていた。しかし、5年生から、授業内のテストができなくなり、ようやく真面目に授業に取り組み、復習をするようになった。とはいえ、復習は真面目に取り組むわけではなく、すきがあれば休憩をして、小説(物語)を読み、ごまかし続けていた。6年生の9月から始まったSS特訓では、同じ学校をめざすライバルと授業を受け、成績で毎回席が替わるため、1位を取ろうと切磋琢磨しながら真剣に取り組んだ。後半からは上位に入ることができ、1位も数回取ることができた。また、SS特訓のメンバーはおもしろかったため、とても楽しく、努力の原動力となった。
 志望校を麻布中に決めたのは6年生の夏ごろだ。決め手は、先輩方の文化祭にかける情熱を肌で感じたことと、広い図書館だった。先輩方は、自分たちが楽しむだけでなく、来た人にも楽しんでもらえるよう工夫していた。
 特に(というか自分でも驚くほど)緊張もなく迎えた2月1日。落ち着いて問題を解き、最後の5分間を見直しに回すことができた。過去問を解き始めたころよりも確実に問題を理解し、速く解くことができたため、今までの血のにじむような努力は無駄ではなかったのだと身に染みて感じた。2月3日の午後2時、初めての合格発表。この学校は自信があったため、受かると思っていた。しかし、結果は不合格。これで麻布の合格発表を見に行けなくなり、お先真っ暗で午後の受験校に向かいながら、初めて「まずいな…」と思った。しかし、駅に着いたとき、代わりに合格発表を見に行ってくれていた祖母から麻布合格を伝えられた。まさかだった。その後、麻布に向かい、自分の番号を見つけたとき、第一志望に合格したうれしさより、つらい生活が終わる解放感、これから遊べることのうれしさが心を満たした。
 何百回と怒られ、泣かされた父とのつらい思い出を今ではありがたいと思える。だが、いまだにもう少し努力をしておけばよかったと後悔している。そうならないためにも、その父から学んだことを読んでほしい。
最後の5分間には見直しと名前の確認をする。
ミスだけは絶対にするな。それで落ちたら泣きたくても泣けない。
基礎だからこそ忠実に。
知識を頭に入れることを億劫がるな。やればできるから。
知識が十分にあるからこそ、思考問題ができる。
受験はただ目の前の問題を楽しんで解く。
努力は必ずしも報われるわけではない。しかし、努力をしなければ絶対に報われない。
字や数字はきれいに書け。
 最後に、サピックスは、自習室がなかったことがぼくにとってはつらかったです。しかし、授業は楽しく、先生方には感謝しています。ありがとうございました。

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