受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2020年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 海城中学校

「楽しむ」勉強

T.Nくん

 6年生の夏期講習。それは、ぼくを精神的にも大きく成長させた。集中力が続かないぼくにとっては、毎回6時間の授業に耐えられるか、また、家に帰ってから復習が続けられるか不安だった。実際、つらいと思った人も多くいたと思うが、ぼくは楽しくて仕方なかった。帰ると忘れないうちに復習をし、翌日の午前中にもデイリーチェックのために復習した。そのスパイラルのおかげで、デイリーチェックでは毎回高得点。復習の大切さを身をもって感じた。
 過去問が始まり、家庭学習に追われながら開幕した後期。疲れが押し寄せ、学習時間が減ってしまって急激に成績が落ちたこともあった。しかし、2度目の個別面談で先生から前向きなことばを頂き、再び成績が上向いた。
 1月になり、算数に集中的に取り組んだ。算数は、後期中盤からコースを落としてしまうこともあり、少し不安だった。それでも問題を解き進めていくと、楽しく感じるようになっていき、SS特訓でも、上のほうの順位になることが増えてきた。
 受かるという自信が湧き上がり、臨んだ2月1日、海城中の一般入試。終了後にも「できた、できた。受かった」という手応えしかなかった。
 2日の城北中の入試も、手応えを感じた。海城中の結果を楽しみにしながら曲がり角を曲がると、母は顔をこちらに向けずにスマートフォンと向き合っていた。何度見ても「不合格」と映り、泣きたくなった。あの手応えは何だったのか。城北中は合格。
 3日の海城中の対策について先生や親と考え、「すべて出し切ろう」と決意した。結果は不合格。城北中の入学予定者説明会に行った数日後、父の携帯に1件の電話があった。海城中から繰り上げ合格という通知を頂き、すべてが報われた気がした。ぼくが伝えたいのは、「楽しい」は「強い」ということ。後輩には「あきらめるな」と、先生方には「たいへんありがとうございました」と、今伝える。

 前の体験記 | 男子校目次に戻る | 次の体験記 

2020年度中学入試 
親子で歩んだ
受験の軌跡
男子校女子校共学校

ページトップ このページTopへ