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最新中学入試情報

2021年度 中学入試レポート:
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2021年度中学入試レポート

新型コロナウイルス感染症
対策を徹底し
関西2府4県の入試が
1月16日に開始

開門前の7時30分から検温を実施した四天王寺 2021年度の中学入試は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響から、例年とはまったく異なる雰囲気のなかで行われました。ここでは、兵庫県の甲陽学院・神戸女学院、大阪府の四天王寺、奈良県の西大和学園・東大寺学園の5校の入試当日の様子と、灘・甲陽学院・四天王寺の3校の合格発表の様子を紹介します。ぜひ、来年度以降の受験にお役立てください。

多くの受験生が「密」を避けて
例年よりやや早めに来校

神戸女学院の受付開始予定時刻は8時15分。多くの受験生がこの時間を目安に来校します。受付では、非接触型検温機で全員の検温を行いました

甲陽学院の来校のピークは7時45分から8時にかけて。受験生は体育館に集合し、出欠確認を受けた後、整列して試験教室に移動します

 京都府・大阪府・兵庫県に緊急事態宣言が出されるなかで始まった2021年度の関西圏の中学入試。各校とも、「試験教室の数を増やして1室当たりの定員を減らす」「塾関係者による激励を最小限に抑えるように通知する」「罹患者や濃厚接触者などへの追試対応を行う」など、新型コロナウイルス感染症対策のために、さまざまな措置をとりました。

 今年の統一入試解禁日は1月16日でした。兵庫県の甲陽学院と神戸女学院は例年どおり、2日間にわたって入試を実施しました。甲陽学院は16日と17日にそれぞれ筆記試験を行い、神戸女学院は16日に筆記試験を行った後、日曜を挟んで18日に体育実技を行います。どちらの学校も最寄り駅から徒歩10~15分ほどなので、ほとんどの受験生が徒歩でやってきます。

 甲陽学院の集合時刻は、少し早めの8時15分。集合場所への入場時刻は7時30分からですが、7時10分ごろから受験生が姿を見せ始めます。7時30分より早く到着した受験生は、保護者控室の講堂にいったん入りますが、入場が始まった後に到着した受験生は、集合場所である体育館に直接向かい、入り口で上履きに履き替えます。保護者が同行できるのは、この体育館の前までです。

 一方、神戸女学院の集合時刻は8時45分。多くの受験生が受付開始予定時刻の8時15分を目安に来校します。正門前の通路は左右に分けられ、右側に中学入試の受付が設けられています。左側は「大学入学共通テスト」の受験生が通行します。

 今年度から新コース制がスタートする大阪府の四天王寺も、同じく16日に入試を行います。同校の校舎は、聖徳太子が建立した和宗総本山・四天王寺の境内の一角に位置。開門予定時刻の8時より前に到着した受験生はこの境内の広いスペースで待つように誘導されます。7時45分ごろには、次第に待機人数が増えてきたため、予定よりも10分ほど早く開門されました。

入室開始時刻を例年より20分早めた東大寺学園。8時40分になると、構内で待機していた受験生は、保護者と別れて試験教室に向かいます

 奈良県の西大和学園は17日午後に本校入試を実施。同校へはJR大和路線と近鉄生駒線が乗り入れる王寺駅から徒歩18分ですが、バスも利用できます。同校は例年、本校のほかに県内に別会場を2か所設けて実施していますが、今年は新型コロナウイルス感染症に対応し、さらに1か所増やした3会場体制で行いました。

 そして、解禁日3日目の18日には、奈良県の東大寺学園が入試を行います。今年の集合時刻は、例年より10分早めの9時30分。それでも、他府県から来校する受験生を考慮し、やや遅めの設定です。入室開始時刻も例年より20分早い8時40分。ただし、試験開始時刻(10時10分)に変更はありません。

 朝の受験生の動きを見ると、例年は集合時刻の30分ほど前に来校する受験生が多いようですが、今年は混雑を避けるためか、全体的にさらに早めの行動を心がけたようでした。

手指の消毒や検温のほか
試験教室の人数を減らす学校も

西大和学園の試験教室。各教室の人数を3割ほど減らし、さらにそれぞれの机にアクリル板を設置するなどして対応しました

 今年はどの学校も、新型コロナウイルス感染防止対策に余念がありません。たとえば、甲陽学院では、入試で使用する各教室の人数を減らしたほか、受験生一人ひとりに消毒ジェルを配布。トイレに並ぶ際は間隔を空けるように線引きをして、試験教室の換気も小まめに行うなど、さまざまに対策しました。

 神戸女学院の集合場所は、例年は講堂ですが、今年は混雑を避けるため、到着した受験生はそのまま試験教室へ誘導。警備員と受付担当の先生全員が、不織布マスクの上にフェイスシールドを装着して対応に当たっていました。

 四天王寺では、正門付近に検温ブースを設置し、7時30分から検温を開始。検温済の目印として、「夢をつかめ!」という力強いメッセージが入った「検温確認テープ」を受験生の手首に巻いていきます。例年は受験生と保護者は一緒に正門から入場しますが、今年は混雑を緩和するため、受験生のみに限定。また、試験教室の数を倍に増やして、1室当たりの人数を50名から半分の25名に減員し、休み時間には1分換気を徹底しました。

 西大和学園では、校門から校舎へと続くスロープに検温ポイントを設置。その先へは受験生しか入れないため、保護者とはここで別れます。なお、試験教室1室の定員は、昨年より3割ほど減らして約30名とし、各机にはアクリル板を設置。外部会場でも同様の対応をしました。

 東大寺学園では、最寄り駅の近鉄京都線の高の原駅から無料の臨時バスを運行しています。今年は、試験教室への入室開始時刻を例年より20分早めたため、バスの第1便も30分ほど早く8時に出発。1台当たりの乗車人数も50名に抑えました。さらに、校舎前にテントを立て、サーマルカメラによる検温を行うほか、アルコール消毒液を試験教室ごとに設置するなど、さまざまな対策を行いました。

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中学入試特集目次
2021年度中学入試特集

首都圏2021年度中学入試レポート緊急分析 2021年度首都圏中学入試の動向

関西圏2021年度中学入試レポート緊急分析 2021年度関西圏中学入試の動向
速報 主要校の2021年度入試結果DATA一覧

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