受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 麻布中学校

苦しかった5年生

Y.Sさん お子さんの名前 Yくん

 筑波大附駒場中に合格した兄の後を受け、新3年生で入室。真ん中ぐらいの成績でしたが、こつこつ復習をすることで4年生のときには成績が安定していました。
 新5年生でメダルを取り、最上位クラスに上がったことを親子で喜んだのもつかの間、息子は友だちとの遊びを優先していたため、急激に増えた家庭学習をこなすことができなくなりました。そのうえ、レベルの高いクラスのみんなについていけず、とうとうサピックスに行くのを嫌がるようになってしまいました。数か月もの間、サピックスのある日でも、友だちと遊びに行ったきり帰ってこなかったり、校舎の入り口まで行って中に入ることができなかったり…。何度手を引っ張って連れていこうとしたことか。怒ったり、励ましたりすることしかできなかった母でしたが、「いったんサピックスをやめて、本人の気持ちが勉強に向くまで待とう。それから再入室しよう」と決心し、息子を連れてサピックスにご相談に伺いました。突然の訪問だったにもかかわらず、室長先生は息子と長い間面談してくださり、その結果、なんとか少しずつ通うことができるようになりました。もっと早く先生に直接ご相談すればよかったと、息子に対して申し訳ない気持ちになり、母のふがいなさを痛感しました。
 いちばん大切なサピックスの授業に出ていなかったため、偏差値30台からの再スタートでした。「落ちるのは早いが、上がるのは難しい」とはよく言ったものだと思います。ただし、本人は徐々にペースを取り戻し、文化祭を訪れて第一志望校に決めた麻布中に向かって、集中力を高めていきました。
 6年生ではSS特訓だけでなく、土曜志望校別特訓でも麻布対策をしていただいたおかげで、ほかの学校の試験時間を間違えてしまうほど、麻布のことばかり考えていました。国語の成績が安定していませんでしたが、質問教室に毎回通う息子を、先生方は本当に熱心に指導してくださいました。
 2月3日、麻布の合格発表の瞬間。ウェブでの画面越しでしたが、縦に番号を見ていた私たちは「ないー」と。しかし、息子が「ちょっと待って」と私のスマートフォンを取り上げ、「あったー」と歓喜の声。なんと番号は横に並んでいたのです。
 最後は大笑いで終わった受験。わが子の合格の瞬間を一生忘れないでしょう。

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