受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 麻布中学校

楽しいから持続可能です。サピックスの授業。

R.Mさん お子さんの名前 Yくん

 わが家の中学受験が最終的に本人の望む形で終わったのは、彼がサピックスの授業を純粋に楽しいと感じていたからだと思います。
 初めから順調だったわけではありません。4年生の5月から途中入室した彼は、サピックス特有の「あれもこれも似通った名称」の教材にとまどい、家庭学習に何が指定されたかすら、わからない状態でした。また、週2日とはいえ、それまで毎日遊んでいた彼にとって、友だちと遊べないことは不満であり、塾に行く直前になって「サピックスやめる。遊びたい」と、よく言い出しました。しかし、塾から帰宅すると、「やっぱりサピックスやめるのをやめるよ」と前言を撤回します。それを何回繰り返したことか。「やめるのをやめる」理由は、「シールをたくさんもらえたから」という、サピックスの先生が言うところの「絶大なるシールの力」のおかげもありましたが、帰宅後にやや興奮気味に授業の様子を語る彼の姿から、授業そのものを楽しんでいることが明らかで、それが一番の理由だったと思います。
 6年生の秋から始まったSS特訓で麻布コースを選択すると、とにかく授業の内容が楽しくて、それ以上に同じクラスの生徒がにぎやかで、「このメンバーと一緒に麻布中に通えたら楽しいだろうな」という気持ちが大きなモチベーションになった様子でした。しかし、塾では授業そのものの楽しさにひかれて真面目に勉強していた一方で、自宅ではなかなか勉強一筋とはいかず、受験直前まで塾がない日は学校の友だちと遊んでいましたし、自宅での学習も椅子に斜めに腰かけ、テキストをパラパラとめくって「はい。終了」という感じで、「本当にそれでやったと言えるの?」と、何度も突っ込みを入れたくなりました。そんな彼の学習方法を、私と夫は「SDGsな勉強法」と呼んでいました。良いとらえ方をすれば、持続可能な勉強法なので、無理をし過ぎて息切れすることはありません。受験後に燃え尽き症候群になることもありません。親としては、そう考えないとやっていられませんでした。
 受験当日、彼は落ち着いていました。試験後、「問題を解いていてすごく楽しかった」と、すっきりとした満足気な表情で会場から出てきました。
 試験が終わった今、彼に何をしたいか聞いてみました。いわく「友だちと遊びたい。あと…」「またサピックスに通いたい。本当に楽しかったから」

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