受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 栄光学園中学校

家族で歩んだ6年間

S.Kさん お子さんの名前 Yくん

 息子がサピックスに入室したのは、4年生の4月で、3学年上の娘が第一志望の中学校に入学した直後でした。姉が3年間通塾しているのを見ていた息子は、入室することをごく自然に受け入れました。4年生の春から秋にかけ、何校かの文化祭に行きましたが、「この学校に通いたい」と息子が目を輝かせて言ったのは、娘の通う学校より偏差値の高いところでした。入室時より4・5年生のときの成績も、姉弟で比べてはいけないとわかっていましたが、娘よりも振るいませんでした。しかし、息子の気持ちはぶれることなく、志望校は3年間まったく変わることがありませんでした。
 特に算数は、がんばっていても成績が伸びない状況が続いていました。6年生になると、新型コロナウイルス感染症の流行により、小学校は休校になり、塾はオンラインでの授業と、状況が一変しました。小学校が休校になり、それまでよりも時間ができると考えた主人は、塾で算数の「スタンダード(標準20回テスト)」を全冊購入してきました。本来なら学校に行っていたであろう時間は毎日このスタンダードを解き、間違えたり、わからなかったりした問題は、主人がつきっきりで教えました。特に苦手な平面図形は、もう1冊新しいものを用意し、少し時間を空けてから再度息子に解かせて、できていないところを主人と解き直すということを繰り返した結果、算数の成績が少しずつ上がってきました。
 国語は、娘が受験勉強をしていた3年間、TVやゲームができないときは、とにかく本を読んで過ごしていたためか、長文を読むことにまったく抵抗がなく、6年生のころには読むスピードが驚くほど速くなりました。読むスピードが速いと問題にじっくり取り組むことができ、国語は得意教科として、息子の強みとなりました。
 そして、私たちがいちばん心配していたことは、息子のメンタルの弱さでした。平常授業の小テストでは点数が取れるのですが、マンスリーテスト・組分けテスト・サピックスオープンなどのテストになると、そばにいても伝わってくるくらい過度に緊張していました。また、試験中におなかが痛くなったり鼻血が出たり、ケアレスミスをしたりして、実力を発揮できない状況でした。1月受験校では試験終了直前に間違いに気づき、数問消したところで試験終了。不合格(のちほど繰り上げ合格)となりました。そこからは、塾の先生のアドバイスもあり、「コアプラス」と「知識の総完成」を何度も繰り返しました。また、試験の感覚を忘れないように、時々過去問を解いたりもしました。
 成績で見れば、第一志望校は五分五分の状況でしたが、息子は受験当日、驚くべき成長を見せてくれました。受験後に出てきた顔は、力を出し切ったことを物語っていました。受験のときの息子は、緊張しているというよりも、やる気がみなぎっているのをそばで感じていました。結果的に、第一志望校から第四志望校まですべて合格。息子の背中が何より大きく感じられました。
 娘の受験時から6年間、塾の先生方にはたいへんお世話になりました。心から感謝申し上げます。

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