受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 栄光学園中学校

入室テスト不合格からのスタート

Y.Yさん お子さんの名前 Tくん

 2月2日お昼すぎ、晴天に恵まれ、2月としては暖かい日差しのなか、息子が栄光学園の入試を終え、学校から出てきました。私と主人を見つけて合流し、3人で少し歩いて人混みを抜け、人がまばらになったのを見計らって、「結構できた。手応えありまくりで反対に不安。『朔と新』出たよ」と、周りの人に聞こえないように小声で報告してきました。そして、私は「駒場東邦中、受かっていたよ」と息子に同じく小声で報告しました。幸せな瞬間でした。
 息子は新4年生の入室テストを受けた際、まさかの偏差値36.6で不合格となりました。その次のテストでは合格を頂け、下位のクラスからのスタートになりました。少しずつクラスを上げ、入室して半年たったころからは、上位のクラスで安定してきました。
 思い出に残るエピソードは、SS特訓で隣の子と答案を交換して採点した際に、その子の採点ミスによって20点ほど低い点数が先生に報告されてしまい、ひどく機嫌を悪くして帰ってきた日があったことです。ふだんは塾から帰ってくる息子を自宅の最寄り駅まで迎えに行き、「どうだった?」と授業の感想を聞くと、毎回決まったように「楽しかったよ」と話す息子が、このときばかりはめちゃくちゃ不機嫌で、「ひどいんだよ」と報告してきました。いらいらして落ち着かない様子だったので、このままではよくないと思い、息子がメールを書いて先生に送信しました。夜遅い時間だったのに、先生からすぐに電話を頂きました。親である私は授業点が大事なのではなく、授業の内容が理解できていれば点数は関係ないと考えてしまいましたが、先生は点数を修正して安心させてくれました。息子のがんばりや、点数を取りたいという受験生らしい姿勢を理解してくれていると感じました。
 新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、夫が自宅勤務となり、小学校は休校になったので、リビングで息子は勉強し、主人はパソコンに向かって仕事をするのが、わが家の日常になりました。サピックスの休講期間中の過ごし方を先生に相談し、アドバイスをもらいました。苦手だった国語に重点的に取り組み、5年生の授業を復習し、息子が書いた解答を先生にメールで送って添削していただきました。休講期間が終わるころには、文章を書く能力が上がり、国語の成績が安定してきました。
 わが家では息子に勉強を教えたことは一度もありませんでした。夫は教材の整理と休講期間中に息子が書いた解答を先生へメール送信。私はテストの自己採点しかしませんでした。わが家は共働き家庭なうえに、今回受験した息子の下にも子どもが2人おり、そちらに手が取られて、息子へのサポート体制は脆弱でしたが、サピックスと本人自身の力で乗り越えてくれました。
 進学が決まった栄光学園にはご縁があったような気がしています。

①息子が初めて訪れた私立中学校である。

②『朔と新』が国語で出た。これは1月校で出題があったと聞いて、息子が読むかなと思い、家に置いておいた本です。年間を通じて読んだのはこの1冊のみ。その本から出題されました。

 息子は楽しく通塾しているうちに、自然と学習する習慣が身につき、学力が上がっていきました。息子の合格はサピックスの先生方や、一緒に切磋琢磨した友人方のおかげです。また、見守ってくださった警備員の皆さま、受付の皆さまにも感謝しております。3年間、お世話になりました。

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