受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 本郷中学校

がんばって走り抜いた1年間

H.Sさん お子さんの名前 Sくん

 5年生まで個別指導の塾に通っていました。個別だと、マイペースなうちの子に合わせて指導してくれるので、小学校のテストでは100点を取ってくるし、なんとなくできている気になってしまっていました。しかし、あと1年というタイミングで、模試の成績が志望校に届かないことに焦りを感じ始めました。このままではまずいと、受験に強いサピックスの門をたたきました。平日は夜9時まである授業のスケジュールを見て、「うちの子ができるのか」と最初は不安でした。同じ学年の子には進度が追いついてはいないものの、通学には慣れてくれたので、後は先生方のご指導にお任せして「やってみるしかない!」と信じるしかありませんでした。ところが、これからというときに新型コロナウイルス感染症により、4月からは緊急事態宣言が発令され、塾に行けなくなってしまいました。まだ勉強も習慣づいていなくて、サピックスから送られてくる教材も全然こなし切れなかったので、「これはまずい」と思い、私がみずから基礎から指導しました。しかし、親では緊張感が低く、集中できない状態でした。基礎はひととおり終えましたが、サピックスのテキストはさらに先に進んでおり、なかなか追いつけない状態でした。
 授業が再開されると、子どもとしては、周囲の子たちのがんばりを目の当たりにして、自分はできないと感じていたようで、「やらなくては!」という思いが生まれたようです。とはいっても、いちばんの課題となったのは、家では、漫画やゲームなどの誘惑が多く、勉強に集中できないことでした。サピックスの先生から「家庭での学習も大事」と伺っていたので、10月ごろからは部屋から漫画を撤去し、ゲームも禁止にしました。そして、やっと志望校に受かるレベルにまで成績が上がり、後は過去問をやるにしたがって、合格者平均点を取れるようになりました。
 受験直前の1か月は感染症対策として、家の中でも家族全員がマスクを着用し、子どもには感染予防に効果があるとされる飲料を毎日飲ませるなど、リスクを最少限にして臨みました。本番前日は学校の近くのホテルに泊まりました。それで緊張がほぐれたようで、落ち着いた状態で本番を迎えることができました。試験を終えて戻ってきたときの顔はすがすがしく、「サピックスの模試を受けている感覚でできた。算数は満点が取れたかな」とさらっと言っていました。その日の午後も試験を受けましたが、午前中にできたのが良かったのか、焦らずにできたようです。
 2月1日の午前・午後の学校に両方合格し、家族でお祝いをしました。この日を境に、家族みんなのストレスが激減し、穏やかに過ごしております。はらはらした時期もありましたが、後から思えば、「1年間走り抜いたなあ~」と良い思い出になりました。

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