受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 開成中学校

想像を超えた1年の「伸び」

M.Yさん お子さんの名前 Rくん

 夫が中学受験を経験しており、自然な流れで息子も4年生からサピックスに通い始めました。本人に受験したいという強い意志があったわけではないため、家庭での学習態度が受動的だった面は否めませんが、夫と私で手分けして息子をサポートし、なんとか軌道に乗せようとしたのが5年生までの状況です。
 受験学年になったものの、新型コロナウイルス感染症の流行により、サピックスも休講が続きました。学校がない分、いつもより学習時間は確保できたものの、サピックスの質の高い授業内容を家庭で補おうとすると、やるべきことは膨大にありました。息子自身は、サピックスの対面授業がないことに危機感を覚えたのか、長時間にわたる家庭学習も、思った以上に集中して取り組んでいました。この時期を通して主体的に学習する姿勢に切り替わったことが、その後の受験生活に大きくプラスになりました。
 志望校については早稲田中を選択肢に入れることは早いうちから決めていましたが、ほかの志望校がなかなか見つからない状況でした。サピックスの先生に相談したところ、「2月3日の早稲田中に合格できる実力がつけば、1日は開成中にチャレンジできると思います」というアドバイス。それまでの成績を考えると現実的には考えられませんでしたが、その後の夏期講習でうまく波に乗り、それまで以上にクラスを上げた息子は、周りのお友だちの刺激もあって開成を受験したいという気持ちが強くなったようです。ここから開成をめざす日々が始まりました。
 弱点の国語は、開成では、ほぼ記述問題が出るので、なんとか底上げをする必要がありました。意を決し、授業で取り扱った問題に私も目を通して、一緒に解き直しをする時間をつくりました。SS特訓を通じて記述力もだいぶ鍛えられ、テストなどで国語が得点を下支えすることも徐々に増えてきました。また、算数は比較的得意だった息子も、開成レベルの問題には非常に苦労しており、とにかく繰り返し解いて、できる問題を少しずつ増やすことをめざしました。
 1月、渋谷幕張中が不合格に終わり、開成を受験するか非常に悩みました。2月1日は早稲田に…と心が揺れるなか、サピックスの先生に相談したところ、「開成では今まで積み上げてきたものをきちんと発揮できると思います」という力強いメッセージを頂きました。このことばに背中を押され、予定どおりチャレンジすることを家族で決意しました。ここからの1週間、息子はそれまでにない集中力を見せました。繰り返し解いてきた算数の志望校対策プリントで、それまで「捨て問」としてあきらめていた問題にも食らいつき、「やっと理解できた…!」と笑顔を見せる場面も。希望どおり開成を受験できることで、いいテンションのまま2月を迎えられました。
 2月3日は渋谷幕張の2次と開成の合格発表日でした。先に結果が出た渋谷幕張は再度の不合格で、重い気持ちで開成の発表を見ることになりましたが、息子の受験番号を見つけたときには、それまでの不安が安堵に代わり、我慢していた涙が一気にあふれ出しました。翌日、早稲田の合格も頂き、息子の3年間のチャレンジは幕を閉じました。
 保護者会で、「子どもは最後の最後まで伸びる」と先生方がおっしゃっていましたが、まさにそれを実感した1年でした。サピックスを、先生のことばを信じて、親子でがんばってきて良かったです。本当にありがとうございました。

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