受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 慶應義塾普通部

反抗期の息子とサピックス

M.Tさん お子さんの名前 Aくん

 2月3日午後、「いいね、開くよ」という私のことばとともに携帯の画面を息子とのぞき込みました。そして、「あるんだけど!!」と私が叫び、「え、うそ!!」と息子が叫ぶという、第一志望校に合格したとは思えないような反応で、わが家の中学受験が終わりました。うれしさよりも驚きが強かったのは、息子の模試の成績が最後までとても悪かったからです。
 息子は新3年生の2月にサピックスに入室しました。成績は、入室時から5年生の秋までは、偏差値60ぐらいをキープしていました。2年生から始めた少年野球チームの活動で週末に家庭学習時間が取れなくても、自分でうまく調整してこなしていました。その姿に私も甘えていたのだと思います。試験の結果が悪かったときにだけ感情的に叱るという悪い保護者でした。すると5年生の秋に、突然息子が反抗するようになり、一切の家庭学習をしなくなりました。急に、「受験したいかどうかわからない」「中学校なんてどこでもいい」「怒られることに疲れた」と、言い出す始末。
 毎日のように私と息子は言い争い、怒る私に冷めた目を向けてくる息子。その状態のまま新6年生に突入したころ、新型コロナウイルス感染症の流行で対面授業が受けられなくなりました。状態はさらに悪化し、成績も下降の一途で偏差値30台をたたき出したこともありました。ただ、私はこのときに息子との向き合い方を改め、ゲームやテレビの時間を一定時間確保して息抜きをさせること、成績や勉強について息子を責めないこと、などを心がけました。その効果か、対面授業が復活するころにはなんとか家庭学習もやるようになりました。ただ、一度下がった成績は戻らず、苦肉の打開策として6年生の夏前には転塾も考えました。しかし、本人が「サピックスでがんばりたい」と言うので転塾はしませんでした。その結果、夏休みからは反抗することも忘れ、以前のように前向きに家庭学習に取り組むようになりました。
 ただ、周りのみんなも本気を出し始める秋以降、小休止をしていた息子に勝ち目があるはずはなく、サピックスオープンなどの成績もすべて振るわず。息子はといえば、成績が悪くともさほど気にせず、淡々と日々の勉強をこなしていました。受験直前期もゲームを一定時間やり続け、テレビも見る息子を見て、不安になる私でしたが、今思えば、息子なりの方法で平常心を保ち、前日まで勉強をこなしたことが合格につながったのではないかと思います。
 そして、家ではどんなに反抗しようとも、一日も休まずに通い続けたくなるサピックスのおかげで、また質問教室でしっかりと息子と向き合ってくれたサピックスの先生のおかげで、合格することができたのだと思います。
 これから受験に臨む皆さまも、どうかサピックスを信じて、サピックスの先生方を信じて、お子さまの力を信じてがんばってください。

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