受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 駒場東邦中学校

息子のやる気スイッチ

T.Kさん お子さんの名前 Sくん

 2月1日に第一志望校の駒場東邦中の試験を受け、受験生活は終わりました。私も新型コロナウイルス感染症にかかってはいけないという緊張感のある生活と、テキストの整理、日々のスケジュール管理から解放された瞬間でした。以下では最後の1年弱を中心に書きます。
〈6年生4月ごろからの状況〉
 6年生の4月になっても、家で「基礎力トレーニング」「漢字の要」すらやらず、テレビをだらだらと見続ける姿にたまりかね、家族全員がテレビを一切見ない生活に切り替えて、受験最終学年をスタートさせました。
 典型的な理系男子で、算数の出来次第でクラスのアップダウンを繰り返し、社会は低空飛行。そこで6年生の4月以降、社会(特に歴史)については授業の復習につき合うようにしました。しかし、成績のアップにはつながらず、最後のサピックスオープンでも社会は偏差値40そこそこと低迷し続けました。
〈受験直前期の勉強〉
 苦手な社会を中心にスケジュールを組み立てました。特に力を入れたのは、6年生の8月実施以降のマンスリーテスト、サピックスオープンなどのテストで正答率が40%以上の問題で不正解だったものの解き直しです(8月以降限定にしたのは、時間の制約があったから。また8月以降になっても解けていない問題は苦手だろうと考えたからです)。こうして、できていなかった周辺知識の再確認をしました。社会の「コアプラス」も6割程度の仕上がりでしたので、親と一問一答でできるまで繰り返しやり、最後はほぼ完璧な状況まで仕上げました。これで試験会場まで送り出せると実感しました。「社会は知識が大事なんだね」と言う息子の気づきに驚いたことは今でも忘れません。社会1科目ならなんとかなるということもありますが、「コアプラス」の勉強はもっと早くから着手させればよかったと思います。
〈志望校選び〉
 6年生になってからは、受験校の選定や受験パターンの組み立ては親の大きな役割ではないかと思います。
 サピックスの先生との保護者個別面談を通じて、受験校を選定する際には、第二志望校以下の選定が重要だと思います。4・5年生の時期に説明会などに参加しなかったため、遅ればせながら6年生になってから時間の許す限り、親が中心になって学校説明会(ウェブ開催を含む)などに足を運びました。学校の教育方針を確認し、第二志望校以下でも子どもに行かせたい学校を見つけて、試験に組み込むことができれば、いい精神状態で本命校の受験に臨めると思います。
 渋谷幕張中の合格により、結果的に2月は1校だけの受験になりましたが、各校の合否によって複数の受験パターンの計画を立てました。
〈最後に〉
 最後まで息子のやる気スイッチは見つかりませんでした(「基礎トレ」は最後まで毎日必ずやる習慣もつきませんでした)。自立して勉強する習慣が身につかなかったのは残念ですが、中学入学後の成長に期待したいと思います。しかし、合格の秘訣は何だと思うかと息子に聞いたところ、「サピックスの授業に集中して参加していたこと」との回答でした。授業に真剣に取り組んだことについては、ほめてあげたいと思いますし、その時点では多少積み残しがあっても、らせん式のカリキュラムで、中身の濃い授業を展開してフォローしてくださった先生方に感謝申し上げます。ありがとうございました。

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