受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 芝中学校

やる気スイッチ

T.Sさん お子さんの名前 Kくん

 サピックスへの入室を決めたのは、1年生のとき。野球やサッカーなどスポーツをやったらどうかと勧めても興味のない息子。ならば地頭を鍛えようと、サピックスの入室テストを受けました。
 低学年のうちは、まず勉強の習慣をつけようと、「基礎力トレーニング」と漢字、計算は毎日やるようにしましたが、学童保育から帰ってからの勉強となると、ままならないことも多く、親子でけんかになることもしばしば。継続の大変さを知ることになりました。
 「こつこつ勉強する女の子と違って、男の子はまったくやる気のない時期が続いても、何かをきっかけにスイッチが入る子も多い」。保護者会でそのようなお話があり、そのスイッチが入る日を信じてサポートを続けました。
 5年生になると、学校説明会や文化祭に参加し、そのなかで、芝中の学校パンフレットを見た息子は「ここに行きたい!」と一目ぼれ。やる気スイッチが入る時期の到来か!?と期待。しかし、新型コロナウイルス感染症が流行するなかで実施された6年生の4月のマンスリーテストの結果は、偏差値37。この状況下でもしっかりと勉強しているサピックス生に感心をしつつ、まさに緊急事態。親子で勉強の進め方を見直した時期でもありました。
 それまで主人が立てていた勉強計画を、本人が自分のペースに合わせ、自分で決めるようにしたところ、「ここは難しいから復習する」「ここはサラッと見ておく」などと判断して、以前より主体的に勉強を進められるようになりました。その成果は、平常授業や各種テストにも少しずつ出てくるようになりました。
 そして、いよいよ受験本番。初日は合格を頂くことができましたが、その後の千葉の受験校は全落ち。2月1日を前に、第一志望の芝の過去問をやるも、特に算数が足を引っ張り、合格点におよばないことも多く、危うい状態でした。そこで、受験直前でしたが、サピックスに算数の試験対策についてご指導を頂きました。「ただ数字を眺めているだけで、見直しができていない」と、納得のご指摘を受けました。そこで、見直しのときには、計算問題は再度解き、雑に書いてしまいがちな途中計算式も、落ち着いてていねいに書くようにしました。すると、合格点に達することも増え、息子も時間の許すかぎり集中して勉強するようになり、やる気スイッチオンの状態を、最後の最後で見ることができました。
 そして合格。「やったー!!」と跳び上がって喜ぶ息子。今まで本当によくがんばりました。
 順調に正解できるようになったと思いきや、答えを写していたことがわかって怒ったこともありました。また、授業の動画を見ていると思いきや、自分の好きな動画ばかり見ていたので怒ったこともあり、小学生が自分を律するのは、まだまだ難しいことなのだと、この受験勉強を経て痛感しました。
 ただ、親の話も聞くことができ、単純で素直な部分も多いこの時期。泣いて笑って一緒に受験ができるのは、中学受験だけだろうと思います。私も主人も貴重な経験をさせてもらいました。
 「サピックス終わっちゃうのが寂しい」
 息子のこのことばを聞いて、サピックスでがんばってきて本当によかったなと思います。
 サピックスの先生方、本当にありがとうございました。

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