受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 巣鴨中学校

あと一歩

A.Hさん お子さんの名前 Sくん

 息子を中高一貫校に入れて、難関大学に行ってほしいと思い、インターネットで調べたところ、サピックスの上位クラスに入るのが「御三家」といわれるような中学に入る近道とあったので、4年生から入れました。入ったときは真ん中くらいのクラスでしたが、数学が得意な夫が厳しく教えていたら、4年生の10月には算数の偏差値が49から58に上昇し、さらに二つ上のクラスに上がりました。しかし、「あまり厳しくするとかわいそう」と夫に言うと、まったく息子に教えなくなり、私も仕事が忙しくて息子を見ることができなくなりました。息子は、毎回大量に持ち帰ってくるテキストの復習をまったくしなくなり、ゲームをしたり、友だちと遊びほうけたりするようになりました。それでも、「サピックスに通っていれば、難関中学に入れるだろう」と思って、私もそのままにしていました。
 息子の偏差値はだんだん下がり、5年生の11月には38に。とうとういちばん下のクラスになってしまいました。そのころ、「国語の漢字テストで良い点数を取らないと、先生に叱られる。どうせ俺なんか、難関中学に受からない。サピックスをやめたい」と言い出しました。「受験を目前に控えて、今やめるのはもったいない。これからがんばれば大丈夫」と説得し、どうにかやめないことになりました。そして、保護者会で先生に言われたとおり、授業の復習をその日または次の日にやるところから始めました。
 6年生の4月7日、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、緊急事態宣言が発令され、小学校が休みになりました。私も交代制勤務となり、夫も1月から家で事業を始めていたので、家族全員で家にいられました。息子はサボることができず、授業で間違えた問題の解き直しと、「コアプラス」「基礎力トレーニング」「漢字の要」に毎日取り組んでいました。すると、得意の算数が伸びて、ほかの教科も徐々に点数が上がり、6年生の6月には下から3番目のクラスになりました。5月の志望校調査で、偏差値61の「巣鴨中の算数選抜を受験」と提出したところ、先生から「早いうちに合格を」と言われ、より確実な学校を勧められてショックでした。新型コロナのおかげで私も在宅勤務が多くなり、テキスト綴り、丸付け、過去問の原寸大サイズでのコピー、学校下見などを行い、息子には勉強に集中してもらいました。12月には真ん中くらいのクラスで、偏差値も49に上がり、保護者個別面談の結果、2月1日午前に巣鴨中を、3日に浅野中を受験することにしました。SS特訓の算数のテストで、60人中1位を取るようになり、コースも上がりました。
 1月中旬、大宮駅近くのホテルに泊まり、開智中と栄東中を6回受験しました。栄東の東大特待だけは残念でしたが、開智の先端特待と栄東の東大クラスには合格し、息子は「これで公立中学に行かなくてよくなった」と喜んでいました。栄東に合格したので、2月1日午前は海城に、午後は巣鴨の算数選抜に変更し、1月は自宅で海城の過去問を解いていました。合格最低点より50点以上高かったので合格できると思いましたが、結果は巣鴨の算数選抜に合格。海城と浅野は不合格でした。海城のインターネット発表で不合格を見たときは、息子は泣いてかわいそうでしたが、巣鴨に入学できました。息子のがんばりとサピックス先生方の熱心な指導のおかげです。

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