受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 筑波大学附属駒場中学校

継続は楽しんで

N.Mさん お子さんの名前 Rくん

 幼稚園に入る前のころ、彼はプレゼントしたかけ算九九のCDが楽しくて歌いながら覚え、卒園式では「将来は算数博士になります!」と得意げに宣言していました。
 小学校に入ると、ふだんの算数の授業の冒頭に四則演算百問を解く競争がとり入れられていて、彼は毎朝夢中で練習して学校に向かい、同級生たちと競い合って楽しんでいました。週末は公園で野球やサッカーをして遊んでいましたが、親の体力不足もあり、しばらくするとカフェで数学検定の準備に夢中になる時間へと変わっていきました。
 3年生のころにはある程度の級まで進んだため、親もいよいよ教えられなくなりました。また、ほかの教科もバランスよく学習するために、通信教育で4教科の勉強を始めました。
 4年生になると、学習の習熟度を確認しようと、サピックスの季節講習やテストを受けるようになり、順位に一喜一憂して?中学受験に興味を持ち始めました。
 そして、5年生になったとき、親の東京への転勤を契機にサピックスに通塾するようになりました。習い事のスイミングや体操、英語は休止して、その代わり志望校の文化祭に行ったり、ジュニア算数オリンピックに挑戦したり、卓球教室やアニメ・クイズ番組で気分転換を図ったりしていました。
 6年生の夏になると、難易度も上がり、ボリュームもグッと増え、必然的に勉強時間が増えて疲労感が出るようになりました。だんだん親から教えられたり、テストの出来を聞かれたりするのが面倒になってきたようだったので、思い切って受験勉強はサピックスのカリキュラムと本人に任せ、親はクラスでの出来事や、思いついた解法をうれしそうに話すのを聞く役に徹しました。
 親は受験前の半年は食事や服装、睡眠や休憩などのコンディション作りに徹しましたが、やはりそれだけでは寂しいので、彼が朝一番で取り組むデイリーサピックスの欄外に、毎日ひと言コメントを書いて応援していました。
 受験当日は励ますことばが思い浮かばず、私は「無心でね!」と声をかけて送り出しました。
 今思えば、結局はサピックスに通い、クラスで科目ごとに秀でたライバルに恵まれ、仲間意識を持ちながらも切磋琢磨することで、大変な受験勉強を乗り越えられたことがいちばん良かったように思います。また、彼の悩みや迷いに対し、先生方のずばり!的確な指摘やアドバイス、気分を盛り上げるリードは、親があれこれ言うよりも効果的で、大きな刺激となり、気持ちの切り替えにつながっていたようです。サピックスの先生方、受付の皆さま方には、受験勉強、勉強姿勢ともに最後まで熱心にご指導いただき、本当に感謝しております。
 現在は受験を終え、あっと言う間だった彼の小学校時代を懐かしく思います。最後に一つほめてあげたいのは、大好きな算数の勉強を3年生から毎朝一日も欠かさず続けたことです。これからどこまで続けることができるかわかりませんが、中学校に行ってもより高度な算数、数学への挑戦を楽しんでほしいと思います。

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