受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 早稲田大学高等学院中学部

焦らず息子の自主性を信じて

T.Tさん お子さんの名前 Tくん

 2月3日午前11時。第一志望校の早稲田大高等学院中のインターネットによる発表で、合格を確認。慶應中等部の試験を終えた息子に、電話で合格を伝えると、スマートフォンの向こうで大喜びする声が聞こえました。慶應中等部の一次試験も合格を頂戴しましたが、早大学院の合格発表を受けて、二次試験は受けないことに決め、入試の全日程を終了。新型コロナウイルス感染症の影響下で行われた受験を無事に終え、サピックスライフを卒業となりました。
 息子がサピックスに入室したのは新3年生の春でした。5年生の終わりまで、サッカークラブの活動に明け暮れていたので、復習などは言うに及ばず、「基礎力トレーニング」や「コアプラス」の類も一切取り組まず。マンスリーテストまで、親に内緒で勝手にサボっていました。その結果、クラスも偏差値も見事な超低空飛行を維持し続け、6年生春の1回目の志望校判定サピックスオープンの偏差値は「38.8」。もはや笑うしかなく、入室からの3年間を長い長い「お試し体験期間」だったと割り切り、「ここから上がるしかない喜びを一緒に満喫しよう」と、本格的に受験勉強を始めました。
 幸か不幸か同じタイミングで、高校生の長男が新型コロナの影響で、ドイツ留学から帰国。長男も5年前にサピックスでお世話になっていたので、プログラムを決定してから、毎朝2人で勉強に取り組んでもらいました。親に細かいことを言われるより、自分で自分の課題に気づいて、勉強を進めることができたのは良かったと思います。
 新型コロナによる休講明けからも「基礎力トレーニング」などのこつこつ積み上げる取り組みを続けました。また、とにかく夏期講習終了時にすべてをキャッチアップできている状態をめざし、焦らず授業についていくことを最優先にしました。多くの保護者の方が触れていらっしゃるとおり、私もサピックスのテキストと授業に、全集中で挑むことが合格への最短距離だとあらためて感じています。
 秋になり、SS特訓が始まってからも、毎回の授業と順位により変動する座席にこだわって取り組んでいました。息子は、良いライバルに恵まれて、刺激を受けながら乗り切ることができたようです。各種テストは可能なかぎり、学校会場を選び、本番同様の気持ちで受け続けさせました。
 また、知識ものは青の太字(1.0ミリ)のボールペンで、常に新しいA4方眼紙に好きなだけ書かせました。太字のボールペンは減りが早く、本人の達成感にもつながります。また、使い切ったペンを輪ゴムで束ねて、試験に持たせると自信になるので、お薦めの一手です。
 冬になり、妻が息子の健康管理をさらに徹底。ラストスパートも変わらず、焦らず、サピックスのプログラムに沿って仕上げました。あれこれ手を出さず、過去問を解きながら自身の苦手分野を明確にして潰していったのです。基本的な取り組みですが、これに尽きると思います。
 最後に、サピックスの皆さまには息子たちが本当にお世話になりました。「合格まで」ではなく「合格から」を意識させながら、これからも子どもたちの成長を見守っていきます。ありがとうございました。

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