受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 渋谷教育学園渋谷中学校

ふぞろいの双子受験① −次女編−

K.Sさん お子さんの名前 Mさん

 サピックスに入室したのは新5年生になるときで、別の大手塾からの転塾です。サピックス生の壁は高く、上位のクラスに到達したことは結局一度もありませんでした。また、6年生の9月以降に実施される4回の合格力判定サピックスオープンの平均偏差値は54を切り、しかも右肩下がり。最後のマンスリーテストも平均点以下で、ブロック落ちしました。そのようななかでも、私たちが心がけたのは、「今さら、慌てない」ということです。学力は日々の積み重ねで、間違いなくついています。本人がいちばんショックを受けているでしょうから、「あと2か月、基礎固めを徹底しようね」と励ましました。
 もう一つ、親として大事なのは、受験戦略を練ることです。絶対に「第一志望の学校」でなければいけないというご家庭もあるかと思いますが、第一志望校への合格がかなわなかったときの反動は大きいです。あまりこだわり過ぎずに、自分の御子息が通ってもよい学校をより多く選択しておき、それをポジティブに想像しておくべきであると思います。わが家の受験戦略は、まずは千葉受験で1勝を獲得し、東京受験でさらにチャレンジするというものでした。万が一、千葉受験で縁がなかったときは、安全校にプランを変更するつもりでした。
 まずは埼玉受験(栄東中)からのスタートです。点数開示もされるので、最後の模試から1か月たった後の立ち位置をチェックすることにも役立ちます。幸い栄東から合格を頂いたので、千葉3連戦(市川中、東邦大付東邦中、昭和学院秀英中)で1勝をめざすことにしました。結果は、市川、東邦からは合格を頂きましたが、昭和秀英は不合格でした。このときに、受験は偏差値どおりにはいかないということを実感しました。市川、東邦に比べると、昭和秀英の問題は「簡単にできた」というのが子どもの感想でしたが、こういう発言には要注意と思った次第です(笑)。いずれにせよ、市川、東邦は通わせたい学校だと思っていましたので、ひと安心でした。ここで受験をやめるという選択肢もありましたが、私自身、中学受験の目的は挑戦する気持ちを養うことにあり、その「プロセス」が大切だと思っていたため、最後までがんばってもらいました。
 2月は当初の予定どおり、渋谷渋谷中を3回受け、都立小石川中等教育学校にもチャレンジすることとしました。結論からいうと、5日の渋渋で合格を頂きました。まったく無欲で受験して勝ち取った合格でした。偏差値表とにらめっこしているだけだと「偶然」と言いたくなりますが、合格するにはそれなりの理由があると思っています。娘の苦手科目は算数で、得意科目は国語です。渋渋の理科・社会は差がつきにくいので、国語・算数が勝負です。5日の算数は、1日・2日のものよりもずっと簡単であったらしく、基礎をしっかりと固めて点数を押さえたうえで、得意の国語がハマった感じだったのだと思います。このことは、最終日まであきらめずに、落ち着いた気持ちで受験に臨むことの重要性を教えてくれました。4月からはすてきな仲間たちと共に、最高の学生生活を楽しんでほしいと思います。

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