受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 渋谷教育学園渋谷中学校

「自調自考」の中学受験

A.Fさん お子さんの名前 Mさん

 2月6日。娘が前日に受験した、第一志望の中学校の合格発表。家族3人で緊張しながらホームページにアクセス。娘の受験番号があり、その隣に特待生合格の「特」の文字。親子で抱き合って喜びました。これでわが家の長かった中学受験生活は終了しました。
 娘の入室は3年生の夏。きっかけは、母親である私の、フルタイムの仕事への復帰でした。その時点では、本当に中学受験をするかどうか、親子共にまだはっきりと決めていませんでした。私自身には中学受験の経験がないため、「小学校の3年間をつらく苦しい受験勉強に費やすのか…?」と、迷いがありました。
 でも、その心配は無用でした。中学受験は、たいへんな努力が必要ですが、けっして、つらく苦しいだけのものではありませんでした。子どもが大きく成長する、貴重な経験でした。サピックスの授業は、子どもの知的好奇心を大いに刺激するもので、休憩なしの長時間の授業は確かに疲れるものの、楽しんで通塾していました。特に最上位クラスは、生徒も活発に発言し、互いに切磋琢磨できる環境だったらしく、成績を維持するモチベーションになりました。テストの結果に一喜一憂し、落ち込んだときもありましたが、「次回は挽回する」と燃え、気持ちを切り替えて勉強していました。志望校の決定に当たっては、5年生のときに学園祭や学校説明会に行き、みずから「ここに通いたい」と思える学校に巡り合うことができました。両親ともフルタイム勤務での中学受験は難しいと、知人に聞いていましたが、娘自身が「受験するのは私であって、親ではない」と強く主張したこともあり、基本的に娘の自主性に任せることにしました。自宅学習のスケジューリングや進捗管理も、すべて娘が自分で行いました。親は、学習が予定どおりに進んでいるか、たまに声をかけた程度です。「もっと親がかかわるべきか?」と心配になり、面談で先生に相談したこともありましたが、「このままでよい」とのアドバイスを受け、私と夫は娘の体調管理や学習環境の整備など、後方支援に徹しました。小学生でも、自分が「この学校に行きたい」という目標さえ定まれば、サピックスのカリキュラムに沿って、志望校の出題傾向を確認しながら、学習スケジュールを自分で立てて進めていけるということを、娘は身をもって証明してくれました。どの分野の理解が不足しているかは、本人がいちばんわかっています。親は、口を出したくなるのをぐっとこらえて、子どもの力を信じることが大切だと思います。第一志望の中学校の基本理念である「自調自考」を実践することで、合格という目標をかなえた娘を、親としてとても誇りに思っています。ここまで導いてくださったサピックスの先生方、塾生活を支えてくださった職員の皆さま、および通塾路の安全を守ってくださった警備の方々に、心より感謝いたします。

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