受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 渋谷教育学園渋谷中学校

笑う門には「ミラクル」あり

M.Nさん お子さんの名前 Sくん

 サピックス最後の授業は国語のB授業でした。題材は『ミラクル』という物語文で、主人公の少年は、すでにこの世にいない母のことを父から「生きている」と言われていたため、そのことばを信じ、母に会うことをずっと願い続けていましたが、雪の降るクリスマスの夜、少年の母と再会したいと願う気持ちが天国の母に通じて、かなうはずのない母との再会を果たす奇跡が起こった、という内容でした。わが家にも、ミラクルが起こりました。
 志望校は、理系に強い学校か、またはSSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)やSGH(スーパー・グローバル・ハイスクール)の指定校を考えていました。将来は海外の大学への進学も視野に入れていたからです。サピックスが主なターゲットとしているであろう御三家は考えていなかったため、受験学年に上がるころにギャップが生じないかと心配はありましたが、御三家をめざす指導をしているならば、きっとそれ以外の志望校にも対応できるレベルにまで引き上げてくれるのではないかと楽観視もしていました。
 今振り返れば、ターニングポイントとなった時期は最後のマンスリーテストの後だったと思います。息子はマイペースで競争心もあまり感じさせないタイプだったので、ずっとやきもきしていましたが、そんな息子でも少しずつ変わりだしたと感じたのは、最後のマンスリーテストでクラスが大幅に跳ね上がったときからでした。
 そんななか、1月10日に受けた栄東中の合格発表を見るときは、口から内臓が出るほど緊張しましたが、「合格」の文字を見た瞬間、息子と抱き合うほど喜びました。
 息子も1校目の合格で自信がついたようで、約2週間後の市川中と昭和学院秀英中の対策を意欲的にこなすようになりました。集中力も、昨年までとは比べ物にならないほど、別人のように高まっていました。そして無事、2校とも合格を頂けました。第二志望校が市川だったので、その後は第一志望校の渋谷渋谷中だけに集中できたのも勝因でした。渋渋は当初、2月1日の第1回だけを予定していましたが、わずかなチャンスでもつかみたいと、2月2日の第2回も受けることにしました。
 今回の受験から学んだことは、可能性の少ない学校でも過去問を徹底的に攻略すれば、ミラクルが起こせるということです。ただし、ミラクルを起こすためには、わが家の場合ですが、

基礎知識を徹底的につけること。

弱点を徹底的につぶすこと。

 そのうえで、

子どもは6~8年分の過去問を2周し、間違いは徹底的につぶすこと。

親も過去問を徹底的に攻略すること。

最後は、これだけ家族でがんばったのだからそれでよしと、腹をくくること。

 これらを実践することが重要だと思いました。
 サピックスの教職員の皆さま、6年間という長い間、たいへんお世話になりました。息子はいつも授業が終わると楽しそうに先生の話をしていました。おもしろい先生やお気に入りの先生がたくさんいたようで、勉強の合間に、入試応援動画を何度も見ては、笑いながらまねをしていました。本当にありがとうございました。

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