受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 渋谷教育学園渋谷中学校

サピックスで公立中高一貫校の合格は可能か?

A.Oさん お子さんの名前 Hくん

 わが家の場合は3年生のとき、本人の強い希望で中学受験の塾通いを始めることになりました。そのときに私が出した条件は「国公立・共学」の学校であること。また、「中学受験は親が9割」といわれますが、親は仕事で忙しいので、「本人が9割」で勉強することの二つでした。
 さまざまな塾があることを説明したところ、サピックスの、しかも最寄りではない大きな校舎を希望しました。「大勢のライバルとたたかいたい!」と。
 サピックスには、御三家や男女別学の私立には圧倒的に強いというイメージがありましたが、国公立・共学の学校にはどうなのだろうか…。当初の本人の第一志望「都立中高一貫校」は出題形式が私立とはまったく違うので、サピックスに通っていてできるのだろうか? という不安がありました。サピックスでは多数派ではないかもしれませんが、そのころに疑問に抱いていたことへの答えを記します。

①「都立や共学志望だと、きちんと指導してもらえないのではないか」


 6年生から始まる志望校別の授業では、息子の通う校舎に都立や共学の学校名を冠したコースはありませんでした。しかし、某私立男子校コースに入り、息子以外は全員がその学校志望というなかでも、問題なく楽しく授業を受けていたようです。都立や私立共学の過去問も、解いて提出すれば、添削してもらえるシステムでした。特に都立については、4科目の先生が目を通してくださるそうです。また、私立共学用の対策プリントも配布されていたようです。


②「公立中高一貫校志望なら、その専門の塾のほうがよいのではないか」


 私立の問題とはまったく違うように見えますが、本人によると、結局、「計算力」と「記述力」が求められているので、サピックスの勉強でまったく問題なく対応できたとのことです。
 私のざっと見た印象では、国語的な領域での「自分の体験を書く必要がある」箇所については、過去問添削や質問教室でフォローしてもらう必要があると感じました。
 このようなご指導のおかげで、都立中高一貫校に合格できましたが、6年生の12月ごろには本人が私立の学校にも魅力を感じたようで…迷いに迷って結局、遠くの公立より近くの私立の学校を選びました。学費の圧倒的な安さやアカデミックなカリキュラム、公立ならではの自由な校風など、今も後ろ髪を引かれる思いがありますが、私立には私立ならではの魅力もあり、悩むほどの選択肢を与えてくださったサピックスの先生方には感謝の思いでいっぱいです。
 新型コロナウイルス感染症でサピックスも学校も休校だった期間は、だらだらして成績も下がっていましたが、再開後はなんとか持ち直し、それまではサピックスのおかげでペースを保てていたのだと、あらためて実感しました。熱意あふれる授業やクラスメートの皆さんとのかかわりがとても充実していたようで、土日の長時間の授業からも「あー楽しかった!」と言って帰ってきた息子に、毎週しみじみと驚いていました。本当にありがとうございました。

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