受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 雙葉中学校

よくがんばったね!!

N.Yさん お子さんの名前 Yさん

 2月2日、合格発表の日。家族3人でパソコンの前に座りましたが、緊張から私が画面を直視できずにいたそのときでした。「合格した!!」 震えと喜びの入りまじった娘の声が耳に届きました。娘が自分自身で選び、自分でつかんだ志望校。ここに至るまでの困難にも気持ちを曲げず、最後まで貫き、想いが結実した瞬間でした。「大きなチャレンジ、本当によくがんばったね」。娘が合格をつかんだ事実に胸がいっぱいになりました。
 娘が入室したのは新4年生の2月。お友だちが通っていたこともあり、慣れるまでに時間はかかりませんでした。楽しい授業、友だちとの通塾…塾のある日を本当に楽しみにしていました。しかし、すぐに困難にも直面しました。算数の規則性と理科の天体の運動です。イメージを描きにくかったようで、夫が図を描いて説明し、基礎が理解できるまで繰り返し問題を解きました。粘り強く取り組んだことで苦手意識も解消され、やがて算数・理科は、娘が得意とする教科になりました。そして、6年生を迎えましたが、テスト結果が示す可能性から考えると、志望校からは合格を頂けそうにありません。ミスが目立ち、得点も思うようにいかず。それでも本人に危機意識はなく、私だけが不安を募らせていき、娘に志望校の変更を勧めると、「ママの受験じゃないよ。私の人生だから私が決める。心配しないで。大丈夫だから」と言われました。何かと私に委ねる幼い娘だったはずが、いつの間にかたくましく成長していることを強く実感した瞬間でした。夫からも「挑戦を避けて困難から逃げるような子にはなってほしくない。自身が納得する形で最後までやり遂げたらいい。娘を信じて応援していこう。エンジンがかかるのが遅いだけで、きっとこの子は合格するよ」と言われました。
 このときを境に私が抱えていた不安は薄れ、気持ちも前向きになり、娘の希望を成就させるために何ができるかをあらためて考えました。塾ではSS特訓が始まり、新しいことを吸収しなくてはいけない一方、課題であるミスの克服につながる基礎力の向上も欠かせません。そこで、算数は「基礎力トレーニング」の同じ問題に朝晩2回取り組むようにしたところ、計算のスピードが向上し、ミスも徐々に減っていきました。国語は「漢字の要」、語彙力完成プリントを繰り返し、理科・社会は「コアプラス」を軸に基礎を仕上げていきました。過去問はていねいに取り組み、特にSS特訓の志望校対策プリントには力を注ぎ、入試直前まで繰り返し解きました。それらの追い込みが形になってきたのか、本番までの残り1か月は、かたわらで見ていても実感できるほど学力が伸び、ミスも減りました。また、心配だった国語も力を伸ばしていきました。娘も学力が伸びていることに手応えを感じたようで、とても良い精神状態で本番を迎えられたのだと思います。
 娘はお友だちと遊ぶことが大好きで、我慢の日々が続いてつらかったのではないかと思います。時に我慢し切れなくなった瞬間もありましたが、そのつど気持ちを切り替え、泣き言ものみ込みながら目標に向かってがんばっていきましたね。サピックスが大好きで、先生や授業の話をしてくれましたね。あっと言う間でしたが、家族一丸となったかけがえのない時間を過ごすことができて、本当に幸せでした。サピックスでは、最後まであきらめない強い気持ち、努力するすばらしさ、学問の奥深さと楽しさを娘に教えていただきました。
 最後になりますが、娘の力を引き出し志望校に導いてくださった先生方、優しく見守ってくださった受付と警備員の皆さまに心より感謝申し上げます。

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