受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 麻布中学校

山あり、谷あり

Y.Tくん

 「よっしゃー!」
麻布中の中庭に設置された掲示板に自分の受験番号を見つけたとき、跳び上がって喜んでしまいました。
 ぼくがサピックスに入室したのは、新5年生の2月でした。最初のコースは真ん中より下くらいで、志望校も決めていませんでした。
 志望校を麻布に決めたきっかけは、この年の6月の文化祭でした。ボードゲーム部のブースでかっこいい先輩がいて、「この学校に行きたい」と強く思ったからです。
 5年生のときはクラスが順調に上がっていきました。そして、新6年生になって初めての2月のマンスリーテストで、最初で最後のいちばん上のコースに入れました。しかし、喜んだのもつかの間、その直後にマイコプラズマ肺炎にかかり、新学年でいきなり2週間休むことになりました。しかも、ぼくが回復すると、次はサピックスが休みになってしまいました。新型コロナウイルス感染症拡大防止のためです。それまで、塾でみんなと楽しくわいわいやりながら勉強することで、がんばっていたぼくは、すぐに家庭での孤独な自主学習に飽きてしまいました。
 そして、このままではまずい→勉強をやろうと思う→やる気が出ない→勉強しない→まずい、の無限ループにはまっていました。
 6月にやっと塾が再開したと喜んでいたのに、今度は6月のマンスリーテストで、休み期間中の停滞のツケが早速もろに出て、偏差値48を取ってしまいました。その後なんとか持ち直しましたが、夏期講習では勉強量が多く、大変でした。しかし、最初のコースから落ちずにがんばりました。
 SS特訓が始まると、もちろん迷わず麻布コースに入りました。以前にも増して、勉強が大変になり、ぼくの感覚では150%くらいに量が増えました。麻布は記述がたいへん多い学校ですが、ぼくは字がとても雑なうえに、うっかり者なので、誤字脱字も多く、毎回毎回たくさん減点されてしまいました。国語で60点中8点を取ったこともあります。さらに、11月の最後の学校別サピックスオープンでは、同日に麻布と栄光学園中を受け、合格可能性が麻布40%、栄光学園30%という恐ろしい結果を出してしまいました。「このままではまずい」と相当焦りましたが、勉強の仕方や学習時間はほとんど変わりませんでした。
 1月に入り、20日に市川中を受験しました。「たぶん受かる」と思っていたのですが、なんと不合格。衝撃を受けました。しかし、結果的には、この失敗を機に気合が入りました。
 そして2月は、1日の麻布中の社会で得意な分野が出たことで勢いがつき、2日の栄光学園中、3日の海城中にも自信を持って挑戦できました。その結果、3校に合格しました。
 当たり前ですが、受験は油断すると合格できません。どんな学校にも全力でがんばって臨んでください。
 最後に、支えてくれた先生方や両親、麻布コースのライバルのみんな、ありがとうございました。

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