受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 麻布中学校

ぼくと麻布

S.Tくん

 2月3日の午後、他校の受験を終えた後、校門で親に麻布中の合格証明書をもらい、長かった受験は幕を閉じました。ぼくが麻布に行きたいと思ったのは、文化祭に行ったことがきっかけでした。何校か見に行ったのですが、ほかの学校よりも自由な空気が好きでした。突然ですが、ぼくが最後に受けたサピックスオープンの結果はどうだったと思いますか? 正解は偏差値49でした。麻布の偏差値62と13も離れていたのに、合格できたその事実からわかるのは、ぼくの運が良かったということと、1月31日まで学力は伸び続けるということです。
 サピックスに入ったころ、ぼくは下から真ん中ぐらいまでのクラスを上下していました。授業中でもぼーっとすることが多く、塾での時間よりも、家でゆっくりする時間のほうが好きでした。それでも、先生方のおかげで「基盤」をつくることができ、クラスも真ん中くらいにとどまれるようになり、そのなかで、周りについていけるようにはなりました。その状態から変わったのは、6年生のころ。「今のままでは、麻布は無理なのでは」と先生に言われ、火がつきました。しかし、ぼくがやる気を出して取り組む前に、周りの人はすでにがんばり始めていたので、追いつけるわけもなく、夏期集中志望校錬成特訓という初めての本格的な志望校別特訓でも、先生に「麻布は厳しい」と言われました。SS特訓が始まってからも、課題をこなすのに精いっぱいで、次のマンスリーテストでは下のほうのクラスに落ちました。そして、それと同じ時期に始めた過去問は難しかったです。理科は何語で書かれているのかわからないくらい内容が理解できず、社会は書いた答えが全然違い、算数も解き方のわからない難問ばかりでした。それでもあきらめずに挑んだ学校別サピックスオープンの結果は合格可能性40%で、もう無理だと思いましたが、質問教室でわからない問題を考え、最後まで麻布を狙い続けました。すると、冬期講習ごろから努力の成果が出始め、算数は急に、麻布コースのなかでも上位に入れるようになりました。そのまま本番でもその力を信じた結果、合格を得られました。最初に言ったとおり、ずっと続ければ、最後まで実力は伸び続けます。そして、こんなぼくを最後まで叱って、またほめてくれた先生方、ありがとうございました。

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