受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 開成中学校

ぼくの受験実況中継

Y.Nくん

 開成中の最初の試験は国語だった。解答用紙を見た瞬間、ぼくは天を仰いだ。字数指定があったからだ! 本当にこれが開成の国語なのか? 必死にまとめあげ、なんとか升を埋めた。
 気持ちを立て直し、算数に挑んだが手応えが感じられない。「絶対にあきらめるな」という先生のことばを思い出し、最後までがんばろうと、無理やり気持ちを奮い立たせた。しかし、理科の試験監督はまさかの外国人! 試験の指示すらオールイングリッシュで、何を言っているのかさっぱりわからない。ハプニング続出で、第一志望校はあきらめの境地だった。
 しかし、ショックを受けている暇もなく、翌日の聖光学院中を受験するため横浜に向かった。夜の海と夜景を見たら心が癒やされて、「明日はがんばろう」という前向きな気持ちになれた。
 だが、2日目も一筋縄ではいかなかった。国語と理科の出来は自信がある。しかし算数は、速さの問題でつまずき、焦ってしまった。社会は、知らないことだらけだった。
 家に帰ってご飯をやけ食いし、とりあえず自分の部屋で寝た。目が覚めると、急に「どこにも受からないかもしれない」と不安になり、号泣してしまった。「あんなに努力したのに…」。でも、散々泣いたらすっきりして、開き直った。まだたたかえると思った。
 3日の海城中は、「ここで決める!」と思い、全力を出した。自信もあった。試験の後、父が迎えに来ていた。父は無表情のまま、人のいないところへぼくを連れていくと、「お前に4日目はない」と言って、スマートフォンの合格発表画面を見せてくれた。「えっ受かったの?」とぼくが聞くと、今度は満面の笑みで父が言った。「そうだよ! よくがんばったな!」
 ぼくは受験勉強のなかで、自分の勉強法を見つけることができました。それがいちばんの成果です。最後までぼくを支えてくれたサピックスの先生方、本当にありがとうございました。
 後輩の皆さん、ぜひ合格をつかみ取ってください。開成から応援しています。

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