受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 慶應義塾普通部

ローマは一日にして成らず、終わりよければすべてよし

Y.Kくん

 「どれだけがんばっても結果に表れない」。親からは唯一楽しみにしていた動画サイトの閲覧禁止を言い渡され、「これだけがんばっているのに」と涙を流しました。6年生の5月ごろをピークに、勉強をすればするほどクラスは落ちていきました。
 ぼくは、すでに小学校受験を経験しており、今回で2回目の受験となります。「これからは受験のための勉強ではなく、やりたいことを見つけるための勉強をしよう」と家族と話し合い、慶應普通部を第一志望と決めていました。「受験はこれで最後」。このことばがぼくの原動力でしたが、成績が思うように上がらず、不安でいっぱいでした。
 SS特訓の慶應のコースは2クラスあり、「上と下のクラスを行ったり来たりする、もしくは下のクラスの上位であれば受かる」と聞かされました。平常授業のクラスは落ち続けても、SS特訓だけは合格ライン以上の維持を目標としました。しかし、実際には合格ラインすれすれか、もしくは下回っていました。
 1月になり、残りの授業が10回を切ったころに、第二志望校の国語の過去問が時間内に解けなかったので、質問教室で先生にじっくりアドバイスを受けました。そこからぱっと世界が開け、国語の過去問での高得点が連続しました。残りの授業すべてで質問教室に通い、先生からは「これだけがんばってきたから力はある。ちょっとしたことで点が上がるから」と励ましてもらいました。この先生のことばで、国語だけでなくほかの教科も自信が持てるようになり、まさに起死回生の質問教室となりました。
 合格発表日には、日吉の慶應普通部まで出かけました。自分の受験番号を見つけた瞬間は、「番号があるね。あったね」と、喜びが湧いてくるというより狐につままれるような気持ちでした。あのぼくが受かったのです。
 「どれだけがんばっても結果が出ない」と泣いたあのころの自分、そしてこれから受験を迎えるサピックス生に言いたい。「ローマは一日にして成らず」「終わりよければすべてよし」と。

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