受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 聖光学院中学校

絶対にあきらめない

K.Nくん

 ぼくはもともと算数が苦手であり、問題に取り組むことにさえ嫌気が差していた。
 しかし質問教室に通い、先生から自分の弱点とその対策法を具体的に教えてもらい、少しずつではあるものの、着々と力をつけていたので、このままなら志望校にすべて合格できるだろうと思っていた。
 しかし、そうは問屋が卸さない。1月校はすべて合格したものの、2月に入ってからは3連敗。1月に受かった渋谷幕張中に行こうかとも考えていたが、「聖光学院中のほうが、Nくんのタイプに合っている」と、先生から励まされたので、聖光学院第2回に向け、もう一度勉強を始めた。
 ちなみにそのとき、ぼくがやったのは、苦手な算数の過去問。直前期、ましてや前日に過去問を解くのはご法度だと、頭では理解していながらも、過去問で良い点数を取って安心したいという本能のほうが強かったのだろう。インターネット上の過去問(算数だけ)を印刷してもらい、2000年代前半までさかのぼった。
 そしてついにやってきた2月4日。午前6時ごろに家を出て空を見上げると、ちょうど日の出を見ることができ、今度こそ受かってやるという強い「決意」を胸に、受験会場に向かった。試験問題を解き終わったとき、ぼくにはそれまでのような「合格できないかもしれない」という不安はなく、ただただ達成感だけがあった。
 時は流れ(?)、次の日。ぼくは、それまでの疲れから長い間寝ていたようで、時計を見ると合格発表の午前9時。隣の部屋に行って母に合格したか聞くと、合格証書を見せられ、その瞬間、ぼくは跳びはねて合格を喜んだ。
 最後に、この受験を振り返って思うこと。それは、中学受験で得られるものは学力面の向上だけでなく、精神面の成長もあるということ。この成長は、ぼくが大人になっても失われない、大切な宝物だと思う。

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