受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2021年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 芝中学校

最後の最後で手に入れた第一志望

K.Mくん

 2月1日、攻玉社中と東京都市大等々力中を受験しました。午後の受験からの帰り道、当初第一志望校としていた攻玉社中に合格したかどうか考えると、とても不安でした。直前のマンスリーテストの結果が、合格の目安とされる偏差値にぎりぎり届くくらいだったからです。しかし、父と家に帰り、玄関を開けた瞬間、祖母がこちらを見てにこにこしていました。その姿を見て「もしかして…」と思いました。台所から出てきた母に「おめでとう」と言われ、ようやく合格を実感しました。とてもうれしかったけれど、ぼくの受験はまだ終わっていませんでした。
 さかのぼること3年。新4年生の2月にぼくはサピックスに入室しました。そのときは、中学受験をしたいからというより、友だちが入室テストを受けると聞き、なんとなく受けただけでしたが、それがサピックス生活の始まりでした。初めのころは、偏差値は50くらいで安定していたので、サピックスにも楽しみ半分で通っていました。まだ当時は志望校など頭になかったけれど、父から芝中を薦められていました。ぼくが芝に行きたいと本気で思い始めたのは6年生の夏ごろからです。5年生のころまでは復習もしっかりやっていたので、芝には合格できると思っていましたが、6年生の夏期講習でクラスが三つも下がり、そこからなかなか上がれませんでした。いよいよ志望校を決めるとき、芝の偏差値にはとても届いていませんでした。最大の敵は、芝でたくさん出る大の苦手な国語の記述問題だったので、父や先生からも志望校を変えることを提案され、一度はあきらめました。しかし、変更後の学校の過去問を進めながらも、どうしても芝があきらめきれず、空き時間で芝の過去問もやりました。案の定、国語はひどい点数でしたが、回数を重ねるにつれて、70点が取れたときもありました。芝の2回目の試験は1回目より偏差値がさらに5も高く、とても手が届く範囲ではなかったのですが、第一志望校だった攻玉社に合格できたので、後悔しないよう、だめ元で受験させてもらいました。家族全員が「不合格だろう」と思いながら、父がホームページをクリックしたら、なんと「合格」と表示されました。父は「あり得ない」を連発しながら動揺していました。ぼくも信じられなかったけど、とてもうれしかったです。受験を通じて思ったのは、「最後まで絶対にあきらめないこと」の大切さです。たとえ途中で成績が下がっても、ぼくのように合格の可能性はまだあるのです。試験当日まであきらめず、全力でがんばってください。こんなぼくを合格まで導いてくれたサピックスの先生方、本当にありがとうございました。

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