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最新中学入試情報
進学校 ▶ 麻布中学校
「合格する!」という強い気持ち
K.Kさん ●お子さんの名前 Iくん
息子の性格を漢字一文字で表すとしたら「雑」です。字が汚く、計算ミスが異常に多いうえに、本人に直す気がまったくないという、打つ手なしの状況で高学年に突入した息子は、問題が複雑になる5年生の終わりごろからはクラス昇降を繰り返すようになり、6年生の夏には史上最低のクラスにまで下がってしまいました。このころは、サピックスの授業自体は楽しんでいたものの、家庭ではやる気も集中力もなく、あまりにサボるのを見かねて注意して親子げんかになり、さらにむだな時間を生む、という悪循環から抜け出せない、受験期を通じていちばん苦しい時期でした。
そんな低迷期にも、息子の気持ちを上向きにする二つのきっかけがありました。
一つは、親子で参加した7月の麻布中の説明会です。コロナ禍でなかなか学校訪問ができず、なんとなくのあこがれだけになってしまっていた麻布を、目の前の志望校として実感する機会になったと思います。帰りには校長先生の御著書を購入し、帰宅後は学習机の前に飾って、日々黙々と読み進め、麻布の教育理念や歴史には親以上に詳しくなりました。
もう一つのきっかけは、秋以降のSS特訓のメンバーがそろう、夏休み後半の夏期集中志望校錬成特訓です。同じ志望校を持つライバルと共有する授業は、今まで以上に楽しく刺激的だったようで、夏休み最終週には、久しぶりに生き生きと家庭学習に取り組み、夏休み最後のマンスリーテストで一気にクラスを上げることができました。その後もやる気にむらはありましたが、大崩れせずに走り抜けられたのは、毎週の「SS特訓楽しい!」という気持ちに支えられた結果だと思います。
一方で、雑な間違いは最後までなくせませんでした。不得意分野の穴も多く、親としては気が気ではありませんでした。最終的に、ミスは本番でもするものだとあきらめ、過去問や模試のやり直しをするときには、ミスのマイナス分を補うために、合格点の2割増し以上狙うことを常に心がけるよう、声をかけました。
すべての模試が終わった12月以降は、理科・社会の「コアプラス」や知識系プリント類の総ざらい、苦手分野のテキストの反復練習、SS特訓で間違えた問題の解き直しといった基礎固めをしつつ、受験当日を見据えて、初見の問題にも常に触れてもらうようにしました。
やっとのことで、解く力が伸びていくのを一日ごとにはっきり感じられるようになったのは、受験直前ぎりぎりの1月に入ってからです。とはいえ、この期に及んでもなお、隙あらばサボっていたため、親子げんかは最後まで続きました。それでも、最終的には息子自身の「絶対合格する!」という強い気持ちがあったからこそ、受験したすべての学校から合格を頂くことができたのだと思います。学力のみならず、その気持ちを育てていただいたサピックスの先生方には感謝しかございません。本当にありがとうございました。
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