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進学校 ▶ 栄光学園中学校
わが子なり、わが家なりの受験
Y.Kさん ●お子さんの名前 Sくん
わが家のサピックス生活は、新4年生からのスタートでした。活発なやりとりが刺激的だったようで、息子はすぐにサピックスが大好きになりました。とはいえ、家庭では机の下や布団に潜ってやりたくないと駄々をこねることが、最初はよくあり、手を焼きました。塾から帰宅すると、先生やお友だち、授業の様子を興奮しながらたくさん話してくれました。私は「続きは明日聞くから、もう寝ようね」と、復習も後回しにさせ、睡眠時間の確保を最優先にしていました。
楽しく通っていた息子ですが、6年生で土曜志望校別特訓がスタートし3回目の出来事でした。夫の車から息子が降りようとしないというのです。塾に電話すると、校舎の入り口まで先生がお迎えに来てくださり、何とか行くことができたのでほっとしました。息子から「6年生になったら先生が厳しくなり、逃げ出したくなった」と聞いて、まだ自覚も実感も持てない息子たちに、先生方ははっぱをかけてくださったのかな、ありがたいなと思いました。
6年生から授業の日数や時間が長くなると、家庭学習に充てられる時間がさらに減ったので、「よそのお子さんは早朝も塾のあともやっているはず」と焦ることもありましたが、夫は「わが家はこれで良し、ご縁があった学校に行ければ良い」と、方針を変えませんでした。
6年生の夏以降、『有名中学入試問題集』や過去問を先生の指示どおりに進め、志望校別対策授業や家での過去問演習を進めるうちに、志望校の問題と息子の距離が、少しずつですが、縮まっていくように感じました。記述に自信が持てるようになってきた国語は楽しそうで、解き直しにも前向きに取り組む一方で、算数には最後まで苦戦していました。(息子にとっての)難問の解き直しは相当な負担だったようで、「その分、ほかの教科で取れば問題ないでしょ!」と本人が言うので、息子を信じ、任せようと腹をくくりました。それでも私が不安になったときは先生方を頼り、「大丈夫ですよ、塾では集中して取り組んでいます」とのおことばを頂き、夫には「これがわが子なのだから焦っても仕方ない、親は見守るしかないよ」と言われました。確かに、好きな習い事を中断し、お友だちとの遊びも我慢して塾に行っている小学生の息子は、もう十分がんばっている、すごいことだと思いました。
2月1日の麻布中から出てきた息子の表情はキリリとすがすがしく、この日にようやく受験生になれたのだと感じました。その状態をキープしたまま、2日の栄光学園中に向かえたのは良い流れでした。終了後に「栄光の算数、激ムズだった」と漏らしたときは動揺しましたが、それでも問題を楽しんできたと言った息子を、とてもたくましく誇らしいと思いました。
受験を終え、夫は「すべてが手探りだった。何が正解だったのか?は今もわからない」と言っています。これがわが家の受験のスタイルだったとしか言いようがありません。ですから、あまり皆さんの参考にはならないかもしれませんが、記念に執筆させていただきました。
サピックスの皆さま、最後まで本当にありがとうございました。
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