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進学校 ▶ 開成中学校
サピックスの底力
Y.Nさん ●お子さんの名前 Tくん
妻も私も公立中高の出身で中学受験を経験していません。したがって塾選びから始まって、すべて手探りで進めてきたところがあります。当初、大手塾はどこも同じだろうと思っていました。しかし、今あらためて振り返ってみて思うのは、サピックスのシステムは実によく考えられているなということです。よく練られたカリキュラムとテキスト、緊張感のあるクラス昇降の仕組みなど、サピックスの良さはいろいろありますが、最大の強みは、ごく自然に親を巻き込んでいく「巻き込み力」にあると思います。中学受験は親の伴走なしでは成立しません。したがって親にもある種の覚悟が必要ですが、そのことを自然に悟らせてくれるのがサピックスだと思います。
わが家では、テキストの管理、勉強の計画づくりと進捗の管理など、ほぼすべてのタスクを妻がこなしてくれました。思いどおりに進まず苦しい時期もありましたが、辛抱強く対応してくれたと思います。感謝感謝です。まだ小学生ですから、長時間集中力を維持するのは、ほぼ不可能です。どうすれば気が散らず、集中できるか、その環境づくりにいちばん心を砕きました。最初はカフェや図書館を利用していましたが、新型コロナウイルスの感染が拡大してからは貸会議室を使いました。自宅近くの会議室は移動に便利で静かで集中でき、最終的には自宅と会議室を併用してがんばりました。
息子が開成中をめざすようになったのは同校の文化祭を見に行ってからです。何校か文化祭に行ったのですが、開成中の文化祭はとても凝っていておもしろく、特に中学1年生がガイド役を務める「開成ツアー」に参加してあこがれを抱いたようです。私は、正直なところ、開成中は雲の上のそのまた上の存在という印象でしたが、息子の成績が順調に伸びて開成中が視野に入ってくると、本命・開成中に合格するための併願作戦を妻と考え抜きました。その結果、1月に西大和学園中、栄東中、渋谷幕張中の順に受けてすべて合格し、自信を持って開成中の入試に臨むことができました。開成中の入試の日、校舎に入っていくときの息子は気力の充実した、良い顔をしていました。中学受験を通じて成長したなと感じた瞬間でした。
最後に、来年以降の受験生の保護者の皆さまに役立つ情報を。サピックスの偏差値、特に6年生後半の平均偏差値は非常に参考になります。ただし、学校との「相性」はあります。過去問の相性が良く、かつ偏差値が届いていれば、かなりの確度で合格を見込めると思います。それから、本番で緊張のあまり頭が真っ白になることがないよう、あらかじめそういう場を経験しておくとよいかもしれません。息子はピアノの発表会で鍛えられたかなと思います。中学受験は大変ですが、得られるものも大きいと思います。合格をお祈りしています。
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